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2009.09.05
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『敵』
『敵~俺達は市民の敵なのか?』

内容
なみはや市役所で働きはじめた高岡駿馬(筒井道隆)
やがて、なぜだか財政再建プロジェクトチームのひとりに抜擢される。
はじめは、やる気がなかった駿馬であったが、徐々にやる気になっていく。
が、渾身の削減案は、リーダーの間宮(岸部一徳)から酷評されてしまう。

“情を持って非情になれ”

そんななか、同僚の田村(南果歩)から、
10年前、当時財政課長だった駿馬の父・春馬(中原丈雄)と部下の間宮が、
当時の市長・水元幸太郎(佐川満男)や、現市議会議長・権藤武雄(近藤正臣)
が進めようとしていた予算のばらまき計画を必死になって阻止し、
改革をしようとしていたことが伝えられる。
その1つが、ニュータウン計画の凍結であった。
その話を聞き、駿馬は、自分なりに案を考えると決断するのだった。

一方、水元幸彦市長(吉田栄作)が公約として進めようとしている
ニュータウン計画は、必要だと訴えはじめるのだった。
財政再建の時であっても、開発は必要だと。
再建プロジェクトチームのひとりであり都市計画課の橋本健太(久保山知洋)は、
開発は必要だと言うが、駿馬は違和感を感じ始める。

ニュータウン計画を進めるための、財政再建コストカットなのでは?と。。。。

同じ疑問を感じた新聞記者・永沢真(山西惇)が、
水元市長の会見も含め紙面に疑問を書き立てると、
今度は、ニュータウン計画に賛成する人たちが、
市役所の市民課の畑中正行(阿南健治)の元へ嘆願書を持って押しかけてくる!
コストカットの必要性は認めても、ツケを市民に押しつけるなと。。。

その一方で、ニュータウン計画のために他の区画整理地域のコストカットが必要。
そこで区画整理の地域で猛反対する大川辰雄(石倉三郎)がいると知った駿馬は、事情を聞くために大川の元を訪ねるが、理由があり、やはり、区画整理は反対。
でも、ニュータウン計画を進めれば、仕事が入ってくると大川は賛成するという。
かなり複雑な状態であることを知る駿馬。
区画整理を進めなければ、地域の住環境は悪いまま。
が、、削減しなければ、ニュータウン計画を進めることは出来ない。。
そのうえ、ニュータウン計画は、絶対。。。。

そんなとき、妻・樹(牧瀬里穂)から、公民館であった出来事を聞く駿馬。
“財政再建プロジェクトチームは市民の敵”なのでは??と。

数日後、大川の妻・美代子(マエダユミ)が、ぜんそくで入院したことで、
駿馬は区画整理をすれば、住環境などが整うと大川に訴える。
また、橋本には、区画整理では削減30%は不可能を伝えるのだった。

結局、橋本の意見のすりあわせは決裂したため
駿馬、橋本の双方が、削減案を作ることになる。

橋本は、区画整理事業の延期を提案してくる。
そして駿馬は。。。。。ニュータウン計画の一時全面凍結を提案するのだった。

敬称略



“ニュータウン計画には町の発展のためになる部分もあるが、
 今、町に生きている人を守るべきです。
 国や府がどうかではなく、なみはや市がどうしたいかを考えるべき。”


今回のお話は。

市長が進めようしているニュータウン計画。
実は、、市長自身も、疑問を感じてはいるのだが、必要性を訴える!

だが、公約実現には、コストカットをより一層進める必要がある。。
では、どこをカットすべきなのか??
都市計画課は、、区画整理事業を大幅カットすべきと意気込むが、、、、

その一方で、市民達も計画に賛成する者もいれば反対する者もいると知る。
それもかなり複雑な気持ちを持った人も。。。。。。

色々考えた末、駿馬が提案したのは、計画の一時凍結!!!


そんなお話である。



因縁を描くだけでなく、
そこにある、いままでのツケについても、キッチリ斬り込む。

そして、複雑な事情までも。。。。

ここまで描けば、
負の部分だけでなく、正の部分でも納得感が出てくるというモノだ

仕事が欲しい。。。町もキレイにして欲しい。

そんな単純なことまで描いていますしね!

結局、計画を凍結すれば、、マイナス面もあるのだが、
その部分も“今の生活”ということで、描いているのは、
納得しやすい部分ですし。

やはり、今回くらい
物語に因縁だけでなく、様々な気持ちを描いていると
ドラマとして、面白いですよね

そして、、ラストでは、、“敵”なのでは??

である。。。



ただ、1つ気になったことがあるのは、
区画整理事業というのと、ニュータウン計画というのを
天秤にかけるのは良いのだが、

ほとんどが“セリフ”で、説明がなされているため、
天秤にかけているように見えないんですよね(苦笑


、、、、ニュータウン計画と区画整理が、同じ場所にも聞こえるし。。
キッチリと、区画整理の方は、駅のどこそこの地域だと
毎回言っているんだけどね。。。

反対する人、賛成する人などが、
別々の計画なのに、同時進行で表現しているのが、
マイナスに働いているのでしょう。

もうちょっと、、、分かり易くして欲しかったなぁ。。。
ま、、、聞いていれば、分かるのですが、
でも、この“ドラマ”って、TVなんですよね!

聞き慣れない“単語”を並べているのだから、
見て直感的に理解できなければ、
意味が無いんですよね。

視聴者に優しくして欲しいモノである。

こんなネタを扱っているドラマなのだから、
きっと、視聴者層も。。高いでしょうし!


これまでの感想

第1回





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Last updated  2009.09.05 19:04:30


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