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カテゴリ:ドラマ系の感想
『市役所で殺人事件!!その裏には汚れた政治家の巧妙な罠が… 巨大な庶民の敵を倒すため“世直し主婦”が立ち上がる!! 内容 日の元市の超おせっかいおばさん・小早川千冬(高畑淳子) 毎日、別の場所のゴミ置き場まで片付けるというおせっかいぶりを見せるほど。 警察官だった夫を亡くしてからも、それを受け継ぐかのようなおせっかいぶり。 日課の1つは、、、病院でのボランティア。 たとえ嫌がられても、優しく微笑みながら語りかけ、問題解決にいそしんでいた。 その千冬、、、娘の奈津子(中越典子)と警察官の夫・飯島章夫(久ヶ沢徹)と そしてカワイイ孫娘・はるか(荒井梨理花)と4人暮らし。 とはいえ、、もう一つ日課があった。。 娘夫婦からの、おせっかいし過ぎの注意だった。 ある日のこと、千冬が病院で気になっていた老人・坂口修平(樋浦勉)が、 睡眠薬を大量にのみ自殺を図り、、、手遅れで、、、、死亡。 駆けつけた息子・智也(松田悟志)が、奇妙なコトを言う。 “オヤジは殺された。。役所の連中に殺された!”と。 年金もダメ、、、生活保護の申請を断られたということだった。 息子もリストラされ、、、かなり生活が苦しいようで、、そのために自殺。。 いてもたってもいられない千冬は、 翌日。。。市役所の社会福祉課を訪れ、担当者の月島忠之(池田政典)に猛抗議! だが月島は、仕事が限界であり、しっかりやっていたと言うばかり。 横にいた月島の同僚・野村透(若林久弥)も、戸惑いを見せていたところ、 そこに上司の岡林悟史(金田明夫)が、、月島を促したことで、真相が分かる。 生活保護を受けるには、生命保険の解約が条件だと。 それでも納得出来ず、、、、“助けるのが仕事でしょ”と諭す千冬だったが。。。 と、、、、娘・奈津子が現れ、、、ようやく家に連れ帰られる千冬。 家に帰っても、納得出来ないことを、娘夫婦に告げる。 “世のため人のため命懸けで尽くせ” 亡き夫の言葉が、千冬を支えていることも理解する娘たち。 そんな千冬の元に、、、翌日驚くべき事が起きる。 あの月島が、、、市役所の屋上から、、、、転落死。。。。。 なんと、市役所での騒ぎのことがあり、、、千冬が警察に呼び出されてしまう! まさか容疑者!? すると本田刑事(筒井巧)が、 市役所近くで、智也に似た男の目撃情報があると話し出す。 取り調べで、アリバイを主張する智也 主張するバーのマスター・須藤の話でも、、、閉店までいたと分かる。 だがマスターの話しか無く、、、曖昧なアリバイ。 と同時に、、月島が、謝罪の電話を智也にかけていたなど。 千冬が思っていた以上に良い人だったと、いまさらながら“言い過ぎ”を後悔。 どうしても謝罪したく月島の家を訪ね、妻・佐代子(古村比呂)に謝罪する千冬。 心が弱い男ではなく自殺なんかするはずもないし、 恨みも買うような人ではないという妻の言葉に、 戸惑いながらも、千冬は気が楽になる思いだった。 するとそこに、、、安藤浩三市長(村井国夫)が岡林と訪ねてくる。 見舞金として。。。。。。かなり分厚い封筒が。。。。 家に帰り、そのことを、娘夫婦に話をすると、 義息子・章夫によれば、、、色々とあるという。。。 計画中の市民ホールがあるので騒ぎが起きてはダメだろうと。。。 翌日、アリバイのことが気になり智也を訪ねる千冬。 なんと智也が、須藤に金を渡しアリバイを主張してもらったと知ってしまう。 やがて、智也から、、、月島が、何かをしようとしていたと分かってくる。 探しまわっても、、、智也がいない。。。 疲れ切った章夫が家に帰ると、、、千冬の横に智也の姿!? ショックを受けるだけでなく、署長(久保酎吉)から注意を受ける章夫。 容疑者を。。。義母が庇っていた!? どれだけ、娘・奈津子が注意しても、 “私は、市民として知る権利を徹底的に行使します!” と、、、奇妙なコトを言う千冬。。。。。。。 翌日、千冬が訪れたのは、安藤市長のもと!!! 敬称略 唖然、呆然、、 開いた口がふさがらない。。。 そんなドラマですね。 いや、決して悪い意味ではありません。 逆に、ドラマとして、かなり面白かった!! と言っても良いドラマでしょうね。 ほぼノーメイクで、超おせっかいおばさんを演じる高畑淳子さん! 高畑さんの圧倒的なおばさんぶりが、 おもしろく、、そして、、たのしく、、、いや、、唖然。。。。 物語が強引に動いても、 意外と説得力があるのが、恐ろしいですよね。 すべてが、正義感とおばさんパワー!!! 恐ろしすぎます。 細かいところまで、名演技ですよね高畑さん。 素晴らしすぎ!! 完全に、“女優”じゃなくて、おばさんだもん!! 演出も、徹底していますよね。。。。 かっぽう着が制服に感じますし! 細かい演技に至るまで、楽しくて。。。。 警察に勝つのが この手のドラマのオモシロ味ではあるが、 その部分さえ、逆手にとってネタにしているのが素晴らしいですよね。 こういうの珍しいですよね。“月曜ゴールデン”としても、 ここまでコミカルな作品って。。。 いやまぁ、無かったワケじゃないが、 この恐ろしいほどのおばさんの姿は、高畑さんあってこそでしょうね。 ドラマの展開も かなりテンポが良いし、サスペンスとしてだけでなく 問題提起をおばさん目線でしているのも、かなり良い部分。 あくまでも推測だが。。。。 このドラマ枠で、高畑さん主演ドラマいくつもありますが、 どうしてもシリーズ化できないのは、 そこにあるシリアスさや、ネタの完結性だけじゃありませんよね 高畑さんに抱くイメージ。 たとえ、、名優であってもイメージというのは大きいモノで、 結局、このテレビ局で登場するバラエティの姿が、足を引っ張っている。 何か違和感があるなぁ。。。ということである。 が、今回、 アッサリとまるで、、、高畑さんのための“あて書き”とも思えるようなドラマ。 完全にハマり込んだキャラだけでなく、 ドラマも描かれ、、、脇を固める俳優も抜群に良く、 この1~2年の高畑さんのドラマでは、一番良かったと思います。 今回の敵は、、超大物でしたが、 あとはネタ次第ではあるが、ようやくシリーズ化。..出来るんじゃ? そんな気がします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.28 23:48:22
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