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2015.10.27
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カテゴリ:ドラマ系の感想
「刑事vs美しき女殺人鬼…暴け黒幕の影」

内容
機動捜査隊の仕事では無かったが、生活安全課の千歳(山口紗弥加)に頼まれ、
ある男の行動確認をする里見(松坂桃李)猪熊(木村文乃)
やがて、男は、女に接触。。。取引を確認し、千歳に連絡を入れる。
仕事は終わりだったが、男が騒動を起こしたため、里見が暴行の現行犯で逮捕。
本来は、カメの密輸だったが。。。。

その後、里見は、
安藤(船越英一郎)の命令で扼殺事件の被疑者・高野乃花(足立梨花)が、
死の1週間前に予約を入れていた美容整形外科へ向かうことに。
そして月本圭院長(要潤)から話を聞き、カルテを入手する。

その夜。里見は、安藤達とカラ(菜々緒)が働くキャバクラへ。
飲みすぎてトイレで寝ていた里見は、カラが自分の体と抱き起こしたことに
驚きを覚え、正気に返るのだった。
一方、カラは、里見がやってきた理由が理解出来ず。。。。。

翌日、里見は、ある事を。。。ふと思い出す。
以前、カラを見たカラオケ店で、月本も見たことを。
何か引っかかるモノを感じ始めた里見は、
非番の日に、月本のクリニックを見張っていたところ。。。。

敬称略


事件直後のCMで、西島秀俊さんが。。。。。

もう、途中で、《無痛》と重ねてしまった。



そこはともかく。

前回は、初回だから、ある程度、様子見で観ていた。

ただ今回を見て、いろいろ引っかかってしまった。

原作が原作ってコトもあって、展開が漫画チックなのは、我慢出来るのだが。

その部分を引っ張りすぎる演出のせいで、

ドラマがドラマでは無く、人間を使った動く漫画になってしまっていますね。

正直、細かいところまで、演出がクドい。


ドラマは、映像が全てではあるのだが。

だからと言って、全てを映像などで見せる必要性は無いのだ。

しかし今作は、全てを見せている。

いや、漫画を映像化しているといった方が正確か。

念のため書いておくが。原作は未読である。

でも未読であっても、原作のフキダシや、効果表現が

映像を観て思い浮かぶほど、クドサがあります。

これは、ドラマでは無い。

ましてや、これはサスペンス。。。だよね?

だったら、

見せる部分と、見せない部分をハッキリ分けなければならないのに

その境界も中途半端で。

見せる必要のないところを見せて。見せる必要のある部分を見せていない。

そのせいで、サスペンスでも無ければ、刑事モノでも無く、

かなり中途半端な映像作品を見せられている印象ですね。


クドサは、ある意味。。。丁寧さだと言えなくも無いですが。

どの部分で魅せるつもりかをハッキリさせず、

ダラダラと描いているだけでは、ドラマは成立しません。


微妙に空回りしていますね。

実際、悪を見せるなら悪を見せる表現をすれば良いし。

逆なら、それをハッキリと描ききれば良いのに。

それさえも、中途半端。

途中で、もっとも感じてしまった疑問は。

今作、モノローグ。。。心の声を多用しているが、

これが無ければ、何も成立していないに等しいよね。。

だから、3人以外の登場人物の描写などを見ていると、

その人物を、どういう意味で演出しているのかが、サッパリ分からない。

例を挙げなくても。。。3人以外。。。全員と言って良い。

演出の中途半端さで、それらのセリフが意味を持たなくなってしまっている。

いや、登場している意味が無いと言った方が良いかもしれません。

極端なことを言えば、3人以外は、エキストラと変わらない扱いに見えている。

おかげで、話しに広がりが見えないのである。


これ、この調子で、ずっと描き続けるつもりなのかな????


いまのところは、原作があるし。。。それに、いろいろと番宣しているので

それなりに、成立しているのだろうけど。

個人的に、この空回りの状態を見ていると、前作《HEAT》を思い出してしまって。。。。




最後に。

こういうことは通常書きませんが、今作を見て、どうしても気になったので。

《コウノドリ》《監獄学園》《エンジェル・ハート》
《孤独のグルメ》《釣りバカ日誌》《BARレモン・ハート》
一応。。《掟上。。。》も加えておきますか。

それらと比べて、
今作《サイレーン》そして《5→9~私に恋したお坊さん~》の2作。

何が大きく違うかと言えば、

どういうコンセプトで描くか?をハッキリさせているか、どうかの違いだ。

後者。。。あまりに曖昧すぎて、ブレが酷すぎます。

何を描きたいか?何を見せたいか?見てもらいたいか?を。。ハッキリしなさすぎ!



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Last updated  2015.10.28 01:02:55
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