テーマ:手編みの季節ですね。(389)
カテゴリ:編み物
ニューヨークのあと、ボストンでも毛糸店さんをチェック。 ■Newbury Yarns(ボストン) 懺悔します。 溜まってる分を消化するまで毛糸は買わない、と宣言した舌の根が乾かぬうちに、 ボストンで買っちまいました。
東海岸の田舎の全寮制に通っていた高校時代、 ボストンに友達と遊びに来た時は必ず足を運んだニューベリーストリート。
日本でいう、青山あたりの雰囲気かな。 高級だけれど可愛い店も多くて、 ファッションに詳しい友達の後をくっついて、 ベティジョンソンのドレスとか、レースアップのブーツとか、 どきどきしながら試着したのが懐かしい。
で、当時は絶対に毛糸店なんてなかったけれど、 いまやハリウッド女優たちも編み物をする時代。 ブティック風の毛糸店がありました! 道に面した店舗でなく、建物の奥に位置しているので見つけにくいですが、 隠れ家風でいいかも。
店内の棚は、やや雑然としていて、 お店のおばさんも最初は全然話しかけてこないし、 やっぱりちょっとスノッブ系かなあ、と思ったのだけれど、
気になる毛糸を手にウロウロしていたら、 「こんなのもあるわよ」他の似た毛糸を持って来てくれたり、 編みたいパターンに必要な玉数と値段を計算してくれたり、 実はとても親切でした。
しかも、 「ブログに写真載せたいから撮っていい?」と聞いたら、 最初は「うーーん」と渋ったのだけれど、 「あ、気にしないで。どうせ日本語のブログだから」 と撮影リクエストを撤回しかけたら、
「え、日本から来てるの? 私、日本に一度行ってみたいのよ。 大好きよ、日本(←行った事ないのにw)。 日本には素晴らしいニットデザイナーが多いわよね。 グレース・ウォンとか(←具体的な名前はうろ覚えだけれど、 それは明らかに日本人でなく中国人でしょうという名前だったw)。 もちろん写真いくらでも撮っていいわよ」 と態度も表情も豹変してびっくり。
NYの毛糸店でも日本の編み物雑誌や本が普通に置いてあったし、 編み物ブロガーたちの中にも日本の編み物図を読み解いて編む人たちが多いし、 日本の魅力というか底力って不思議。
世界規模での経済力は残念ながら地盤沈下していく一方だろうけれど、 ある意味フランスのような「素敵な小国」になっていくのかなあ、日本って。 それはさておき、あまりにもおばさんが急に好意的になったので、 逆にテンションが狂い、せっかく撮った写真の構図も出来も 全然実際の雰囲気が反映されていなくてイマイチ。 んー、残念だわと悔しがっていたら、 あるブロガーさんがこのお店に先週行ったらしく、 ばっちし店内の写真を上手に撮っていました。 奥に映っている、豪快な笑顔の黒人の女性が、 私のときもいた日本ファンのおばさんです。
そんなこんなで、見るだけのつもりが、 NYで買った雑誌から編もうと思ってるチュニックにいいかも! と思える毛糸に出会ってしまい、 値段もリーズナブルだったので、買っちゃった。 冬って明るい色が無性に欲しくなる日が訪れるんだよね、たまに。 なので、多分大丈夫・・・かな。 編んでみて、冬にならないと分かんないね。
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