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テーマ:子供と一緒にどこ行こう?(54)
カテゴリ:展覧会
ヴィクトリア=アルバート美術館が好き、と言えばおわかりになっていただけるだろう。ラファエル前派とか、多色版画絵本とか、まあ19世紀英国にどっぷりはまった時期がある。今でも偏愛の名残。児童文学の源流をたどっていくと、避けては通れぬ道ではあり。
巡回展が有難いことに名古屋にも来てくれたので、お仕事中の亭主殿への届け物運搬のついでにタイトルもずばり「アーツ&クラフト展」をナンと見に行くことに。NHKの隣の県立美術館だ。小学生無料券をナンは抜かりなく学校で貰ってきている。栄までは一緒に来たキイはだが美術館はいいや、とポケモンだのジャンプだのジブリだのの店が軒を連ねる一画へ。ナンは綺麗なもの愛好家だが、美術館での集中力が保つのはまだ30分程度、この位ならキイも待てるだろう。 これ系列の展覧会は名古屋に来てからは初めてだから、何年ぶりになるだろう。子供づれはふらりと思い立ったときにギャラリーや映画に、というわけにはいかないのが個人的にはキツいところ。あとは劇場通いが娯楽ときては、息抜きも大変。公共の一時預かり託児は夜ってまるでだめなので、バレエにはまったく使えない。 驚くほど人がいなかったので、赤ちゃん連れなのに堂々と美術館に入る。ときどき奇声をあげて喜ぶゼロの口を慌てて覆えば上下で十本ある歯で指をがぶりとやられる。猛犬注意の札をベビーカーにかけるべきか。車輪の音もほんとは傍迷惑。こんな客やだなと思いつつ、他の方々に心の中で謝りつつ急いで見て回る。 壁紙、タイル、つづれ織り、美本、どちらを向いても美的な品のみというのはなんと心が落ち着くのか。「うちももっとお片づけね。きれいがいいよね」とはナンの弁である。ごもっとも。 マグカップを買って自分への日頃のご褒美に。懐が潤沢ならあれもこれもどれも買いたかったところだが、ちょっとだけ心の贅沢。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.23 22:44:43
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