大陸横断4,466kmの旅!!!
今回の旅行は実は、私の気合()でゲットした、パナマ~アメリカ・カナダ往復ペア航空券を、使って行ってきました! ならばなるべく遠くへ行こう!と姑息な考えで選んだ先が、カナダ・トロント!!!ほんとは10月中に行きたかったんだけど、どーしても夫の仕事の都合がつかなくて、季節はずれの11月にきゃ~っ!!!!!常夏パナマでだるだるな生活を送ってきたこの身に、カナダの寒さは耐え切れるのかっ!!!!!!と、3年ぶりの「冬」に戦々恐々。その上、すっかり「冬」の感覚を忘れており、もはや10度以下になっているトロントなんだけど、その「10度以下」というのがどの程度寒くて、どの程度の防寒が必要か、が全く分からず、悪戦苦闘。「10度以下、ってゆーのは、日本では真冬よ。」(今年赴任してきた人)「何しろ慣れてない身体だから、厚着していったほうが良いわよ~。」そーかそーか、なるほど、なるほどカクシテ私の中では最大級の厚着、膝丈まであるダウンにマフラー、手袋装備で出かけました。そんなのこの常夏パナマで用意するのが超苦痛だったけど・・・・・・。結論。「正解」でした。超寒かったもん~~~~~~~~旅の途中、ロッキー山脈のお膝元ジャスパーでは、5分歩いただけで耳がちぎれるかと思った。でもでも、寒かったけど、あの凛とした空気感、良かったなぁ~。同じ空気なのに、パナマのだるだるな弛緩しきった空気とはまるで違う。気持ちまでシャンとしてくる。パナマがもし、カナダのように寒かったら、もっとシャキッとした規律ある国になってるんだろ~な~。と、余計なことまで考える。さて今回の旅のメインは図らずも「大陸横断鉄道の旅」となりました。「図らずも」とゆーのは、「なるべく遠くへ」という観点だけで往復チケットを取ってしまい、それから旅の内容を練った私たち。いったい大都会トロントで一週間、何をするのよぉ~。メープル街道の紅葉ももう終わってるだろうし・・・・・・・、と、途方に暮れつつある時に私が突如発見、提案。「ねえねえ、カナダ大陸横断鉄道 VIA鉄道3泊4日の旅、って面白そうじゃない!?」大陸横断といえばシベリア鉄道だけど、きっと一生、シベリア鉄道に乗る機会なんてないと思うし、こんなに時間があって、その上オフシーズンになり立てでチケット割安だし、かといってオフシーズン真っ只中でもないからそこそこ過ごしやすそうだし、こんなチャンスないかもよ~転勤族の家庭に育ち、子供の頃から新幹線とか寝台車とかに乗り慣れていた私と違い、ちゃんとフツーに育った夫は絶句。「し、し、寝台車の旅って、どんな感じなのぉ・・・・・・」そーんな夫を説き伏せつつ、かと言って別に鉄ちゃんでもナンデモナイ私も、「3泊4日も列車に乗りっぱなしでどーなっちゃうんだろ・・・・・・・」とかな~り不安になりながらの出発でしたが、結論。メチャクチャ素敵な旅でした~次から次に変わりゆく車窓からの眺め。あの広大さはさすが「大陸横断鉄道」。飽くことなく、眺めていました。夜間、景色が見えない時間がもったいないくらいでした。その充実の証拠に、暇つぶし用に、と、数冊持ち込んだ本を、私は道中一度も開かなかったのですから。まだ紅葉が残る大都会トロントを出発。紅葉の牧歌的な風景を眺めていた一日目。列車の心地よい振動を枕に眠る夜。翌朝目が覚めたら一変、外は一面銀世界に・・・・・・。荒涼とした湖や平原にカナダの広大さを感じた2日目。3日目。もはや真冬の装いのロッキー山脈越え。雪はより深く、湖の氷はより厚く。そして迫り来るロッキーの山々。最終日早朝、霧がかかる秋のバンクーバーに到着。大陸横断4,466kmの旅。ほんとうにほんとうに、夢のようなめくるめく旅でした。 雪のロッキー山脈とVIA鉄道カナディアン号 バンクーバーの紅葉またまた時間がかかると思うけど、この感動が冷めない内に、旅行記もUPしていきたいと、思います! ☆☆☆カナダ大陸横断鉄道 VIA鉄道(日本語サイト)http://wcs.ne.jp/via/index.htm?wt.ad=Japanese_link_view&wt.ac=click_Japanese_link