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カテゴリ:シリーズ・選抜への道(2009年秋)
岡山県の21世紀枠推薦校が決まった。 県大会で中国大会準優勝の関西を中盤まで苦しめた「倉敷南」。 その戦いは私自身も強く印象に残るチームだった。
中盤までこのスコア・・・。 私は倉敷市営から移動して3回裏からの観戦だったが、前日、佐藤投手をギリギリまで温存しこの試合に先発させ勝負を懸けた倉敷南。思惑通りの試合展開で中盤まで進む。 関西・先発の水原投手に喰らい付き、遂に登板予定のない堅田投手を引っ張りだした打線も活発だった。 関西打線の「圧」にスタミナ消耗が激しかったと思われる佐藤投手。 中盤は足を攣るのを抑える仕種があった。 それでも最後までマウンドを守った姿は気持ちが伝わった。 関西相手にペースを握った序盤~中盤は「勢い」と接戦を凌いできた「チーム力」を感じた。いいチームだ! 県大会、初戦の岡山城東戦は佐藤投手を9回まで温存。 今年の城東は往年の渋とさを感じるチームだっただけに、思い切った采配に驚いた。 9回、1死2塁のピンチに登板し、後続を抑える・・・。 地区予選の代表決定戦。 おかやま山陽との試合は3-2で制す。 8回、無死1.2塁の場面でエース・佐藤投手が登板。 西部地区屈指の強打者・花谷選手を併殺に仕留め、後続も抑え完全リリーフ。 予選リーグでの水島工戦で初めて観戦して、驚いた投手が佐藤投手だった。 球威十分でカーブの曲がりも大きい。 腕の出所がわかりずらいフォームも、打者が振り遅れる一因だろう。 関西の打者が中盤まで差し込まれていた事からも彼が好投手だという事が伺われる。 水島工戦は終盤のピンチを再三の好守で凌ぎ、2-1で勝利。 負ければ予選敗退のピンチだっただけに、大きな1勝だった。
関西の中国大会での活躍が、県内で敗れた高校の励みになれば・・・ 延長の死闘を演じた興譲館、関西を中盤まで苦しめた倉敷南・・・。 来春の岡山の野球も楽しみが多い。 中国大会の閉会式の言葉で「勝った学校は敗れた学校の思いを胸に、上の大会でも頑張ってほしい」と大会役員の方が閉会の言葉を述べた。 そんな思いを胸にセンバツでも郷土、また中国地区の代表として関西の活躍を楽しみにしている。 高校野球ブログランキングに参加してます。ポチっと応援クリックが励みに更新してます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月28日 23時35分42秒
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