＜感想＞
唐傘小僧、宇宙怪物、幽霊犬、吊られた男の四本のショートストーリーなので、気軽に楽しめる作品。
しずるさんとよーちゃんが病院で会話しながら事件を解いてしまうと言う形式。
キャラが違うのでブギーポップとはまた違った雰囲気を醸し出しているわけだけど、やっぱり後書きは上遠野さんらしいかと・・・。
タイトルからして、妖怪物ですか？というような、雰囲気がぷんぷんしていて、スルーしていましたけどまあちゃんとミステリしていました。
しかし、死体から先に作ったんじゃないかと思うような作品もあるような・・・？

まあ、短い物語なので、基本的に事件が起こってトリックがどうだと言う内容なわけで、ミステリは課程だというタイプ、連続殺人において、次に誰が殺されるのかドキドキするのが好きという方には向かないかと・・・。
あくまでも、しずるさんとよーちゃんのラブラブっぷりを堪能する作品。L･O･V･E!だけに・・・。

続きがあるのなら是非読みたい作品ですけど、いかがな物でしょうか？

しずるさんと偏屈な死者たち 著者：上遠野浩平 出版社：富士見書房 発行年月：　 本体価格：540円 (税込：567円)