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2006/06/20
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カテゴリ:戯言

「ネットで話題になっている=売れている」ではない


は、真実なのだろうか?

いまさらだが、

ライトノベルの売れ方について知っておくべきこと

それでもやっぱりライトノベルは中高生が中心に売れるのです。

に対して、少し言及してみちゃったり・・・。


・ネットで評判が悪いのに、売れている作品は、"パンツ"で勝負していると思う。

これはかなり本当っぽいので、あえて言及しない・・・。(w


・ネットで評判にならないのに、売れている作品

これは、ネットをやっているユーザと明らかにかけ離れた年齢層に向けた作品の場合。
見た目の印象もそっち方面なので、ネットユーザはほとんど手を出さない。つまり、話題にならない。

まあ、これは仕方ないかな・・・。
ただ、ライトノベルの性格上、このネットと関係の無い年齢層がかなりのユーザになっているから、ここが問題な訳で・・・。

逆にいうと、ネットで評判にならない作品は、自分向けでないというフィルタリングが行えるので、重宝してますが・・・。


・ネットで評判だが、売れない物とは?

評判のように思うが、実際には一部のブロガーが騒いでいるだけと言う作品・・・。

評判と言っても、すごい地雷とか、2chなんかで良くある、一人祭りだったりもする。

本来、評判になっている作品とは、一部のブロガーグループから、他のブロガーに影響を与えている作品の事だ。
何も、大げさに書かなくても、レビューそのものから面白さが滲み出てるようなそんな不思議なカリスマを持つ作品もあるような気がする。RSSなどでチェックしても、日が増す毎にレビュー数が上がっていくようなそう言う数値を叩き出す作品だったりもする。

例えば、『狼と香辛料』、『学校の階段』辺りがコレでしょう。

『わたしたちの田村くん』の場合は、電撃hpの短編が話題を生み出した傾向が強いので、あまりコレとは関係ないと思われる。(ネットにしろ、口コミにしろ前評判を作る要素があった)

もちろん出版後、ブロガーからブロガーへと影響を与えて広がりネットで話題になったのも間違いではない。(ぼくはこちらな訳だが・・・。)

つまりさ、売れる作品と言うものは、ローカル問わず、ネット問わず確実に広がっていくとぼくは思うのです。それが、口コミとネットコミュニティと言う違いだけでしょう。

つまり、

「本当にネットで話題になっている物は、それなりに売れている」

と言うのがぼくの見解。


しかし、ウェブ進化論には面白い記述があったので、ちょっと抜粋したいと思いますね。

小泉圧勝を解散時に誰が予測できたか

と言う内容なのだが、著者は解散と同時に、ブログ空間の言説を読んだとらしいです。と言うか、小泉でググッた訳ねきっと。
そこには、小泉支持の声が非常に大きかったと言う。そして、小泉支持のかなり強い風が吹いているのを感じた。のだそうな。
まあ、ネットをやってる方には結構当たり前のような内容だけど、(この本はネットを知らない年代に向けて書いてるからね)面白いのは、次の内容。

母から国際電話がかかってきた。話の中身は、「今回の選挙は、誰に入れるべきか」と言う軽い相談であった。私は「政治のプロ」ではないが、家族・親戚と言う小さなコミュニティの中では、専門でない政治のことについても、それなりに意見が信用される。私は母に、今回は小泉支持だと伝えた。私は「老人も子供も含めて十人に一人」くらいのコミュニティ内での信用をもとに、小さな影響力を行使した。そして、こんな事がひょっとしたら日本中でも起こっているのではないだろうか、ふとそう思った。

つまり、ブログ空間に影響されて判断し、リアル世界でミクロに「大衆層」に影響を及ぼす。(ウェブ進化論より抜粋)


まあ、ボクは、TVの報道が小泉支持と言う方向性を強く感じたので、TVの影響で勝つだろうという見方をしたわけなので、ブログが大きな影響力を持っているとは思っていないのですが、100人に1人ブログで影響され、10人に1人のコミュニティに影響を与えると言うだけでも、結構な数の人間に影響を及ぼす可能性と言うのは、あると思う訳ですよね。

著者は、ブログの情報はさらに、口コミ経由で広まり影響を与えると言う事を著者は指摘しているわけです。

何を言いたいかと言えば、10人くらいの小さなローカルコミュニティがあったとする。
その中に、1人でもブログを見る環境を持ち、実際に面白いレビューを参考にして面白い本を見つけた場合、それがそのコミュニティに伝わり、さらにコミュニティから友達の友達と言う風に広まって行ったとしたら、ブログはその本の売り上げに貢献したとは言えないだろうか?

つまり、Webで話題<>売れるではなく、Webでの話題は何らかの形で、ローカルコミュニティ、売上げに影響を与えているのではないかという風に思うのです。そして、将来的にはこの影響度が大きくなるのではないかと言うこと。

ただ、それに関しての実測できるような資料がないだけです。
正直、どこかに転がってませんか?


つまり、ぼくたちのやってる事は無駄じゃないって訳。

特に、ここ最近新規参入で、ライトノベルの出版数も過多になってきてるし、その割に地雷率は増えていく一方な訳。しかし、小遣いは限られている訳。

という事は、ラノベ読者は何らかの情報武装をする事で、地雷を回避し、時にはその地雷で戦死した盟友を尊び、生き残っていく必要がある訳。

戦場から去るのが一番の安全策なのだけど、できれば去って欲しくない訳。

つまり、ネットを持たない人も、ネットで武装した鬼軍曹の指示を仰ぎ、時には味方にその情報を伝達し、戦場での生存率を上げる事が、未来に繋がる訳。

そして、地雷設置作家を打ち滅ぼし!?、爆撃機編集者を懲らしめ!?、ライトノベル界を読者の勝利に収めなければならない。

その為に、ブログを駆使し、情報伝達を円滑に行う、俺たちの力が必要なのさ!?

って、とりあえずこんなもので良いですか?


・問題点

ライトノベルに関しての一番の問題点は、このネットと関係の無い年齢層が大多数のユーザになっていると言う点。

そしてこの記事、

携帯電話でのインターネット利用がPCを初めて上回る--総務省調査

なんて言うか、その年齢層って、パソコンは持ってないけど、携帯電話は持っていると思う訳ですよね。
故に、今後はこのジャンル携帯電話で何とかできるような方向に持って行くべきなんでしょう。

角川グループも、MF文庫Jも携帯サイトに参入していますし、言わなくてもわかる事だと思いますが、彼らは現在その分野を一生懸命開拓中です。PCは高いから持っていないけど、携帯電話は親に買ってもらったから持っているという市場は結構狙い目だと思う訳ですよね。

できれば、今できている環境が、PC携帯問わず見る事ができ、携帯でも簡単に探し出す事ができるような世界が完成すれば、今やってる事がより多くの読者に対して影響を与える事になると思う訳で、誰か作ってくれませんか?


その頃に、ライトノベルに飽きていなければですが・・・。


現状では、ブログが与える影響度はすずめの涙位でしょうが、将来その影響度は、強くなるはずです。(希望観測)
将来的には、「売れる=Webで話題」が正論になり、編集者も著者もWebにおける影響度を無視できなくなる訳です。まあ、だからと言って全ての情報が有効な訳でなく、使える情報と使えない情報の分別等まだまだ問題が大有りですが・・・。
そんな未来がぼくはかなり近いところまで来ていると・・・。

それが、あたしのばか田村ライトノベル2.0。




ウェブ進化論
著者:梅田望夫
出版社:筑摩書房
発行年月: 2006年02月
サイズ:新書/249p
本体価格:740円 (税込 777 円)







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最終更新日  2006/06/20 11:05:26 PM


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