カテゴリ:ライトな本
うーん、いわゆるひとつの、ループ系ですな。 スク水でデビューのあきさかあさひさんの待望の新作というか、待たせすぎ!? 「世界は、あと四日で滅亡する――」計画都市・谷園で、いつものように教室に向かった高校生・芹沢和也は、「疎開」により、ついに唯一人となったクラスメイト、大舞都亜美から「世界を救う方法を一緒に探そう」と誘われる。 ぶっちゃけ、ループ系。 日常が"繰り返される"世界で、生きる希望を探す少年少女の物語。 とにかく言動がアレで、妙に元気っ子のヒロイン大舞都亜美と言うのが、ひぐピーのピーとキャラが被ってるだけに、やっぱり、実はピーなキャラで、斧を振り回したりするのかとちょっと思ってみたり、みなかったり・・・と言うのが、メインヒロイン。 ただなんて言うか、登場第一声が「おっぱい」はおかしすぎるだろとか、全体的にサービスシーン用キャラというか狙いすぎって感じが、あまりにも不自然だろ!? いくらもらった、おまえ、作者にいくらもらったんだ!? で、主人公の芹沢和也がダウナー系でちょっとやる気なしというのが、なんて言うか最近ありがちなタイプなので、逆に無個性な感じに思えた。 でも、本当に世界なんて滅びてもいいなんて思っているダウナー系なんて一人もいないと思うんだよね。言ってるやつに限って未練タラタラ。 だから、結果的に世界を救うために、無駄でも懸命にあがくわけだけど・・・、デッドエンド多すぎ。 ループ系には、 記憶そのものを継承する、継承型 記憶には残らないが体験が残り後に影響を与える、体験型 記憶の継承も体験も残らないが、何らかの情報伝達が存在する、情報伝達型 とだいたいこのパターンで、分類できるんじゃないでしょうかね? とりあえず、主人公が継承するパターンが一番多いと思うんだけどな。この作品も例に漏れず、どれかに属している訳で、ある意味ごく普通のループ系なんですよね。 と言うか、斬新すぎて訳の分からないループ系とか読みたくないわ!? 故に斬新さという物は、皆無に等しいのだけど、彼女たちが、いかにしてこのループを抜け出そうかとあがく姿よりも、そんな状況下でも明るく元気に過ごす姿の方を活き活きと描く方に重点を置いてる点がこの著者らしい所じゃないでしょうかね。 キャラの個性に関しては、ステレオタイプのダウナー系に、電波ヒロインとあまり斬新じゃないのですよね。 とにかく残念なのは、 スク水が出てこない事!? あきさか氏と言えば、スク水だろ!? ある意味強引な萌シーンの挿入するのなら、明らかに不自然でもそれにチャレンジするのが、著者のこだわりってもんじゃないか? そこで何で、スク水なんだよ!?位の強引さが欲しかったですよ、はい。 とにかく、ありがちなループ系。 なんて言うか、特にこれと言った斬新な要素があるとも思えない所が、ちょっと残念。 せめて、1章1周とか、2ページで1周とか体裁にこだわってみるとおもしろかったかな? ただ、上下巻という構成なだけに、下巻のでき次第で作品のできが決まってしまう感じです。 だから、おもしろかったかどうかについては、保留って事で。
関連サイト DIABOLISM(東条さかな) 感想リンク のべるのぶろぐ 十七段雑記 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! booklines.net まあいいか。 somaruの日記 ウォーターバード::Reading LightNovels すたじおG Alles ist im Wandel STAIRWAY 2 HEAVEN お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/09/09 11:50:03 PM
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