トシナルドの社会派ツアーレポート
大阪市内を歩いて周り、大阪の街を、そして自分自身を見つめ直す。トシナルドの社会派ツアー2006大阪環状線(ほぼ)一周の旅。のレポートをお送りする。ツアーのルート地図・計画の詳細はこちら日時・9月30日(トシナルドの社会派コラム一周年の日のイヴ)天候・晴天。10時00分梅田出発(8名でスタート)第一の目的地、”もうあかんやめます。ショップ”に向かう。8月2日のブログでも登場した、「もうあかん、やめます!」と垂れ幕をたらして,10年以上も閉店セールを確信犯的にやり続けている、シークレットシューズ界では有名な、靴屋を見学。10時開店のはずが、店は閉まっていた。「ほんまにやめてしまったんか・・・」と参加者の顔が青ざめたが、店長のおっちゃんの気まぐれか寝坊だろう。HPを確認すると。閉店の情報はない。シューズ・オットーHP参照ここで一人合流。9人に。順調に大阪城に到着し、天守閣の下で、さらに一人合流。10人に。シャレで持っていった私がニューヨークで購入した”自由の女神マスク”(僕のプロフィールの写真参照)を希望者が被って記念撮影。時間通りに、12時鶴橋に向けて出発。鶴橋に到着後、自称”美人3姉妹”としてテレビなどに良く出てくるチヂミ屋をはじめ、3店のチヂミを購入し、皆で食い比べ。美人三姉妹はあくまで”自称”でした・・・。鶴橋で2名離脱。8人に。これまた時間通りに、15時新今宮到着。ここで一人離脱。スパワールドに入り疲れを癒す。私は、ここでアカスリ初体験。フレッシュな身体と気持ちで10月1日を迎えることが出来た。スパワールド後、一人合流(8名に)串カツを食べる。一人当たり1700円で腹いっぱいに。ほとんどの者が、この串カツを目指し、この串カツまで頑張ったら離脱すると宣言しており、私も、一人御堂筋&一人で鳥貴族(略して、ひとりきぞく)を覚悟していた。これまでの離脱者も決して疲れて離脱したわけではなく、最初から予定などがあったが、この途中離脱OK!電車でいつでも帰れる。という”気楽さ”から、ここの区間まで行こう。と目標を決めて参加したものであり、ギブアップ的な離脱はなかった。すぐ帰る予定が予定外に長距離を歩いた者も多い。スパワールドで疲れを取って、串カツでパワーを得て、「こうなったらゴールを目指したい!」と6人がやる気に。予想外の展開。6人で梅田を、そして”完歩”を目指すことになった。日本橋で”萌え文化”を体験するために、電気屋街にある”オタクの殿堂”という店を見学し、メインストリートから一本入った、オタクのメインストリートを歩き、オタクっぽいマニアックな店の多い通りを歩く。途中ものすごい勢いで、人が次々と2階に駆け込む店を発見。”虎の穴”という店だそうだが、2階には,ものすごい漫画とオタクがいた。その後、メイド喫茶のチラシを配る女の子を数名発見!メイド服は着ているものの、ブサイクで、全然、「萌え~」とはならなかった。大阪の萌えレベルが低いのか、所詮アキバのバッタもんだからか。日本橋を見学し、なんばを通り御堂筋を北上し、梅田に向かう。梅田に近づいたとき、梅田のビルの明かりを見て、帰ってきたんや。一周したんや。という実感から、あれほど感動したことはない。といっていいほどの景色だった。8時半梅田到着。6人(うち女性2名)がゴール。よく頑張った。あのアホみたいな距離を歩いた事は皆誇りに思ってもいいし、やればできる。と自信にもなったのではないか。先日関東のほうで京葉線が止まり、大混乱になっていた。電車は動かない。バスやタクシーは長蛇の列で乗れない。地下鉄の最寄の駅に移動しても人がごった返してて乗れない。こういう事態のためにもリスクヘッジが必要である。つまり、駅と駅の間を歩いたら何分ぐらいで歩ける。と経験しておけば、京葉線でぼけっと駅で待つのではなく何駅まで歩けば、どれくらいかかる。と計算でき、無駄な時間の浪費が回避できる。今回のツアーは、最初、こんなバカな企画に2人くらいが引っかかってくれればいい。という気持ちで人に呼びかけたが、思いのほか参加者が集まった。実際の参加者よりも多い数の人から、「私は地方で大阪までいけないが、楽しそう。」とコメントやメールを頂いた。こればかりは仕方がないが、改めてネットというのは、地域関係なく見てもらえてるものだと実感した。今回は、私の”右腕となるべき友人”で、仕事や用事があるが、最後までなんとか来ようと努力していたが、結局来れなかった者がいるが、今回を逃すとタイミングがなかったので、「俺は9月30日に歩く。誰か参加したい人がいれば一緒に行こう!たとえ一人でも行く。」と呼びかけて、小泉前首相のように、独りで決めてやると決めたら意地でも実行する。という方針がベストだと思う。日程もいろんな人の意見を聞くと、調整が出来なくなり、いろんな人に気を遣い、計画倒れとなることが多い。参加者も、すべて”僕つながり”という状況の中で初対面同士、会話も弾み、意気投合してもらえたのが何よりうれしい。これは、常に動いていたことと、”信号”がポイントだった。飲み会であれば隣や正面の人としか話す機会がないが、歩くという動作で常にポジションチェンジが可能であり”信号待ち”が多発したことで先頭と最後尾のペースを調整するだけでなく、信号待ちをきっかけに、また違う人と話すきっかけにもなる。電車の駅沿いなのでいつでも途中参加、途中離脱、ワープが可能という”気楽さ”も良かった。そして、天気を味方につけたのが、最大の成功要因だ。どんなにいい企画で、人が多く集まっても天気が悪ければ台無しである。僕の日ごろの行い、いや、おてんとさまに感謝したい。9月30日に我々が行った”大人の遠足”は大の大人が健康的に昼間に歩く。という企画だったが、これに真逆の路線で対抗するライバルが、くしくも同じ9月30日に現れた。私は映画はあまり見ないが、今日テレビで宣伝を見て驚いた。夜のピクニックと言う映画が9月30日から公開されているらしい。これは高校生が夜通し歩き続ける。物語だそうだ。夜中に高校生がコンビニに、たむろしていて、警察に注意されている光景を良く見るが、夜中に高校生が出歩くのはどうなん?大人の遠足のほうが健全やん。とも思うが、”さわやかさ”は到底及ばないのは否めない。この映画は、学校のみんなで歩いてゴール目指してがんばろう。というものなので、コンセプトは今回の旅とちょっとずれるが、機会があればどんな映画か見てみたい。私はオーストラリア時代の”ラウンド”を環状線で再現したかった。旅をしながら、各地で人と出会い、意気投合し、ともに旅し、お互いのペース、進む方向性で後腐れなく別れ、また別の者と旅する。この経験が今に生きている。今回のツアーが好評でも不評でも、今回やり残した、環状線の反対側を回るという、大阪環状線”これで合わせて”一周の旅。を強行開催予定!!これももちろん途中参加、途中離脱、ワープOK日程はいつになるかわからないが、面白スポットが確認出来、下見が完了すればまた実行しようと思う。今回来れなかった人も、今回来た人も懲りずに、次回大会をお楽しみに。