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テーマ:映画館で観た映画(8381)
カテゴリ:映画
少年犯罪を描いた衝撃的な作品です。
2003年日本映画。津田寛治主演作品。 渋谷で起こった無差別爆破事件。 犯人は14歳の少年だった・・・・・・ そこにたまたま居合わせたいろんな人たち。 主人公の津田寛治は妻と息子と三人で、食事に来ていた。 で、家族を亡くし・・・・・ そこからいきなり4年後に飛びます。 視点としては、被害者の家族の津田寛治。 加害者の父親の内藤剛志。 二人の視点から描き出す物語。 加害者は確実に法に守られている。 たった四年で出所してきた犯人。 そこにいろんな人たちの葛藤がある。 衝撃的な作品でしたね。 ちょっと予算的につらかったのか、そういう部分はありましたが、 個人的には映画にそういうものは求めていないので問題はありません。 変な甘さのない映画でした。 大好きです、こういう日本映画。 私の求める日本映画のよさが出ていたと思います。 個人的に津田寛治さんの大ファンです。 前に広島に映画のイベントで来られたときに サインいただいて、握手してもらいました(^-^) 以下、細かい感想を書きます。 【注意】下記はネタバレになります。 まず、思ったのは世の中の親の甘さ。 といっても、私は人の親になったことがない。 そんな人間が言うのもおかしいとは思います。 ただ、何人もの罪のない人間を無差別に殺しておいて、 4年で出所。 周りがとにかく守ろうとする。 保護観察の方にも守られ、仕事もきまってきちんと働き、 親も信じていると堂々と生きなさいという・・・・・ 法律がこれでもかっていうぐらい守っている。 それが悪いことかどうかはわからない。 ただ、10歳未満の子供ならともかく、中学生ぐらいになったら ある程度の判断はつくはず。 とにかく、内藤さん扮する親が 「息子は変わりました、信じてやってください」といろんな人に頭を下げる。 それは親として当たり前かもしれない。 ただ、それより前に罪のない被害者の方々に残り人生かけて償うぐらいの気持ちをもってもいいんじゃないかと思った。 結局は息子は出所してすぐに3人も人を殺し、また数十人規模の無差別爆破事件を起こす。 それでいて、はじめて父親が自分で責任を果たさなければと思う・・・・ 信じることは大切だ。ただ、人はいくらでも、芝居ができる。 頭のいい人間ならなおさらだ。 被害者をもっと守ってもいいものではなかろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月13日 00時28分40秒
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