先日、所属宗派の勉強会があり、行ってきました。
タイトルは
「浄厳和尚と慈雲尊者の曼荼羅観」
浄厳和尚も慈雲尊者も江戸時代の有名な真言僧ですが、
タイトルだけでは内容がわからないですね(*^_^*)
別に江戸時代の坊さんの曼荼羅観なんか、どうでもいいわ。
さて、講師の中村光真先生は、実はかつて、こう語られた方
弘法大師のお姿は、生き写しではなく後から作られた
簡単に言えばこうなる
弘法大師のお姿は創作
おいおい、これは真言宗としてまずい。
正真正銘生き写しのお姿だからこそ有り難いのではないか?
その弘法大師のお姿が創作だったら、拝む価値がないだろう。
「お大師様のお姿とその心」の講演会3
しかも、徳島の真言宗の「弘法大師誕生会」の講演会で
一般向けの講演では不適当すぎるだろ!
主催者も反論しないし、質問時間も取られなかったし
誰が連れてきたんだよ!
ただ、中村光真先生自体は種智院大学教授で真言僧。
内容自体もかなり専門的で、ほとんどの聴衆は
「弘法大師のお姿が後から作られた」
という部分の前に話に飽きていたはず(*^_^*)
とはいえ、「弘法大師のお姿が後から作られた」という部分は
納得できません。
前回は懇親会場で追求しましたが、話の腰を折られたので
今度はちゃんと追及すると意気込んで会場にのりこみました。
さて、今回のお話は真言僧限定で内容は専門的になるので概要だけ。
もともと、
金剛頂経系の密教を伝承した弘法大師が
大日経系の密教の教えを取り入れて、
大日経系の胎蔵曼荼羅、金剛頂経系の金剛界曼荼羅を
メインにして日本独自の密教を作り上げた。
ところが、大日経系の胎蔵曼荼羅にも金剛頂経系の
脚色が加えられている。
それをおかしいと感じた浄厳和尚が、胎蔵曼荼羅は
大日経に基づいて書かれていないということで、
曼荼羅を書き直したのを慈雲尊者が「以前の曼荼羅」の方が
正しいと反論した点について具体的に説明された話
※
赤字部分は先生の持論で一般論ではありません。
これだけ書いてもさっぱりわからないですね(*^_^*)
多分、真言僧の方が読んでもわからない(*^_^*)
一言でいえば
「経典に基づく胎蔵曼荼羅と弘法大師が考えられた
胎蔵曼荼羅の違い」
こうやって書けば、多少解りやすい。
こういうタイトルにすべきでしたね。
結構、高度な内容の上、真言僧でもその二つの曼荼羅の
違いなんか知らないんですよ。
本当に集中して聴いていないと、コンセプトが違う二つの
曼荼羅のうち、どっちの曼荼羅の話をされているのか
わからなくなります(ーー;)
お昼を挟むので食事が出ました。
これにお吸い物と香の物が追加されます。
さらに食後のコーヒーとフルーツ
食事代2000円ですが、ホテルですから
それ以上かかっているのでは?
お食事会か勉強会かわかりませんね(*^_^*)
余談ですが3月に行った勉強会のお昼は5000円取られて
素うどんとおにぎり
それでは力が入らんわ(*^_^*)
フルーツを食べ始めた時に
「時間になりましたので講習を始めます」
早すぎるよ!
と思いましたが、時間が押して押して、終了予定時間の
15時になっても終わらない。
難易度の高い話で疲れて、だんだんと体が前へ倒れ
だらしない格好に(ーー;)
しかし、斜め前に座っている、某有名寺院代表として
毎年テレビで取材を受ける方は、最初と全く変わらない格好で
キリリと座られています。
修行が足りん(ーー;)
また「弘法大師のお姿」の話を追及する時間がない(ーー;)
結局終わったのは30分遅れの15時30分。
「弘法大師のお姿」の話は次回に持ち越しとなりましたが
収穫はたくさんありましたよ。
仏様のお姿はなぜ金色か?
この先生がおしゃるには、仏様の色は肌色ですが
輝いているように思い浮かべる。
つまり金色に装飾された仏様のお姿は
輝いているお姿を表現しているということで
別に金色をしているわけではない。
他にも興味深い話はあったんですが、多分書いても
面白いとは思われないのでやめます(*^_^*)