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テーマ:仏教について思うこと(1016)
カテゴリ:真言宗・密教・弘法大師
先日、所属宗派の勉強会があり、行ってきました。
タイトルは 「浄厳和尚と慈雲尊者の曼荼羅観」 浄厳和尚も慈雲尊者も江戸時代の有名な真言僧ですが、 タイトルだけでは内容がわからないですね(*^_^*) 別に江戸時代の坊さんの曼荼羅観なんか、どうでもいいわ。 さて、講師の中村光真先生は、実はかつて、こう語られた方 弘法大師のお姿は、生き写しではなく後から作られた 簡単に言えばこうなる 弘法大師のお姿は創作 おいおい、これは真言宗としてまずい。 正真正銘生き写しのお姿だからこそ有り難いのではないか? その弘法大師のお姿が創作だったら、拝む価値がないだろう。 「お大師様のお姿とその心」の講演会3 しかも、徳島の真言宗の「弘法大師誕生会」の講演会で 一般向けの講演では不適当すぎるだろ! 主催者も反論しないし、質問時間も取られなかったし 誰が連れてきたんだよ! ただ、中村光真先生自体は種智院大学教授で真言僧。 内容自体もかなり専門的で、ほとんどの聴衆は 「弘法大師のお姿が後から作られた」 という部分の前に話に飽きていたはず(*^_^*) とはいえ、「弘法大師のお姿が後から作られた」という部分は 納得できません。 前回は懇親会場で追求しましたが、話の腰を折られたので 今度はちゃんと追及すると意気込んで会場にのりこみました。 さて、今回のお話は真言僧限定で内容は専門的になるので概要だけ。 もともと、金剛頂経系の密教を伝承した弘法大師が 大日経系の密教の教えを取り入れて、 大日経系の胎蔵曼荼羅、金剛頂経系の金剛界曼荼羅を メインにして日本独自の密教を作り上げた。 ところが、大日経系の胎蔵曼荼羅にも金剛頂経系の 脚色が加えられている。 それをおかしいと感じた浄厳和尚が、胎蔵曼荼羅は 大日経に基づいて書かれていないということで、 曼荼羅を書き直したのを慈雲尊者が「以前の曼荼羅」の方が 正しいと反論した点について具体的に説明された話 ※赤字部分は先生の持論で一般論ではありません。 これだけ書いてもさっぱりわからないですね(*^_^*) 多分、真言僧の方が読んでもわからない(*^_^*) 一言でいえば 「経典に基づく胎蔵曼荼羅と弘法大師が考えられた 胎蔵曼荼羅の違い」 こうやって書けば、多少解りやすい。 こういうタイトルにすべきでしたね。 結構、高度な内容の上、真言僧でもその二つの曼荼羅の 違いなんか知らないんですよ。 本当に集中して聴いていないと、コンセプトが違う二つの 曼荼羅のうち、どっちの曼荼羅の話をされているのか わからなくなります(ーー;) お昼を挟むので食事が出ました。 これにお吸い物と香の物が追加されます。 さらに食後のコーヒーとフルーツ 食事代2000円ですが、ホテルですから それ以上かかっているのでは? お食事会か勉強会かわかりませんね(*^_^*) 余談ですが3月に行った勉強会のお昼は5000円取られて 素うどんとおにぎり それでは力が入らんわ(*^_^*) フルーツを食べ始めた時に 「時間になりましたので講習を始めます」 早すぎるよ! と思いましたが、時間が押して押して、終了予定時間の 15時になっても終わらない。 難易度の高い話で疲れて、だんだんと体が前へ倒れ だらしない格好に(ーー;) しかし、斜め前に座っている、某有名寺院代表として 毎年テレビで取材を受ける方は、最初と全く変わらない格好で キリリと座られています。 修行が足りん(ーー;) また「弘法大師のお姿」の話を追及する時間がない(ーー;) 結局終わったのは30分遅れの15時30分。 「弘法大師のお姿」の話は次回に持ち越しとなりましたが 収穫はたくさんありましたよ。 仏様のお姿はなぜ金色か? この先生がおしゃるには、仏様の色は肌色ですが 輝いているように思い浮かべる。 つまり金色に装飾された仏様のお姿は 輝いているお姿を表現しているということで 別に金色をしているわけではない。 他にも興味深い話はあったんですが、多分書いても 面白いとは思われないのでやめます(*^_^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
うん!よく分かりませんが、最後の赤字の所はなるほどな、と思いました。
高野山で拝見している弘法大師様のお姿は、実物とは違うんですか? まぁ、写真のなかった頃だから誰にも本当の事はわかりませんけどね^^; (2019年10月14日 13時55分58秒)
三人文殊さんこんばんは!
私には難しいお話ですが、弘法大師様はわかります。 私たちが住む町にも、弘法大師様を祭るかどうかは分かりませんが、 親しみを込めて「弘法さん」と呼ばれるお寺と、月一回縁日が出る 行事が行われ、近隣の市からご年配の方々が参拝にみえます。 昔の事なので写真などはなく、お姿は誰もわかりませんよね。 光明が高く善行を積んでいらっしゃるので、輝いて見えるんですね。 恐れ多いですがわからないことばかりの私などは、 ただそのお寺の前を通れば、軽く手を合わせるくらいです・・・ (2019年10月14日 17時54分26秒)
こんばんは。
お食事、おいしそう♪(^^) ミニ鍋?もあって、デザートもあって、良かったですね(^^) 食事代2000円は妥当じゃないでしょうか? 盛り付けが、私が人間ドックの時に食べるランチと似ていて、仕出し屋弁当っぽいので(^^;) ミニ鍋はついてませんが(^^;) 有名ホテルだったら、もっと高いかもしれませんが、盛り付けの見た目が違うのではないかと思います(^^) 私はコストパフォーマンスのよい仕出し屋系の方がいいです(^^) 見た目ばかりで、やたら高いホテルのランチ弁当より、おいしい場合が多い気がして(^^) それにしても、素うどんとおにぎりで5000円とは、ぼってますね(汗) 被災地並みの価格ですね(汗) 「弘法大師のお姿が後から作られた」というのは、ありそうな気がします(^^;) 昔の偉人の肖像画って、カリスマ性を持たせるために、誇張が多そう(^^;) 坂本龍馬みたいに、写真が残っていれば、嘘はないでしょうけれど(^^) (2019年10月14日 19時32分04秒)
お大師様の姿は後世の創作だなんて、はじめて聞きました。
まあ、お釈迦様の姿にしても真実じゃないですし、仕方ないですよね。 現代ならともかく、布教伝道の為にはある程度の美化や神秘性も必要とされた時代もあったのでしょうし。 ちなみに私の考えでは、お釈迦さまのお姿って、 小太りのパンチパーマのいわゆる「釈迦如来」でははく、 剃髪でスラリとした、精悍な行者のイメージです。 まあ、仏教は偶像崇拝ではないんだし、どんなお姿をされていようとも、 お大師様はお大師様、お釈迦様はお釈迦様です。 (2019年10月15日 04時43分51秒)
弘法大師の御御影のオリジナルと言われているものは、高野山の御影堂に安置されていて、普段は閉じられて「秘仏」と言われています。高野山住山時代には、毎月の御影供でご開帳して拝していましたよ。最初に拝見した時には、雷で打たれたような感激?というか、何かがありました。
「はだ色」というのは、今では差別語ということで色鉛筆にはなくなったそうです。肌から出る光の色という説明には、驚きました。「はだ色」ではなくて、それはメラニン色素の色。といえば色の違いでも、肌の違いでもなくなりますね。世の中から差別がなくなります。 (2019年10月15日 08時57分35秒)
meron1104さん
高野山の御影堂にお祀りされているのが、真如親王がお大師様のお姿を映されたものなんですが、学術的には、真如親王が書かれたかどうか、本当にお大師様のお姿かどうかも証拠は無いらしいです。 ただ、仮に真如親王が映されてなくても、お大師様の入定後に書かれたとしても、全く違う人物を書くようなことはなくて、大体似ていると私は思いますね。(*^_^*) (2019年10月15日 14時29分42秒)
さえママ1107さんへ
すいません。面倒な日記にコメントいただいて。 月一回命日に市が出るとは熱心な地域なんですね!(◎_◎;) そこは大きなお寺なんですね。 「弘法さん」と呼ばれているなら、真言系の寺院です。 なお、京都の東寺では、21日に市が出ますが、それこそ捨てるようなものまで売ってますね(*^_^*) (2019年10月15日 14時33分44秒)
ショコラ425さんへ
>お食事、おいしそう♪(^^) >ミニ鍋?もあって、デザートもあって、良かったですね(^^) >食事代2000円は妥当じゃないでしょうか? 妥当ですか! ここのホテルは徳島では、まずまずなので、割安と思ったんですが、そうでもないですか。今度主催者にいくらか聞いときます(*^_^*) >それにしても、素うどんとおにぎりで5000円とは、ぼってますね(汗) >被災地並みの価格ですね(汗) 冗談で書いていることを本気にしないでください(*^_^*) 5000円は講習会費で「素うどんとおにぎり」は付録のお昼です。 ちなみに、今回は講習会費は無料なので食事代だけでした。 >「弘法大師のお姿が後から作られた」というのは、ありそうな気がします(^^;) >昔の偉人の肖像画って、カリスマ性を持たせるために、誇張が多そう(^^;) この先生は、「お大師様像は創作」と言い張りますが、絶対ありません。 真言祖師画は真言第7祖の恵果阿闍梨まで弘法大師が絵師に描かせていますから、弘法大師のお姿が描かれたのは、入定後かもしれませんが、早いうちに真言第8祖の弘法大師が描かれるのが普通です。 状況証拠は揃っています(*^_^*) (2019年10月15日 14時46分56秒)
悟後の紅茶さんへ
>まあ、お釈迦様の姿にしても真実じゃないですし、仕方ないですよね。 >現代ならともかく、布教伝道の為にはある程度の美化や神秘性も必要とされた時代もあったのでしょうし。 >まあ、仏教は偶像崇拝ではないんだし、どんなお姿をされていようとも、 >お大師様はお大師様、お釈迦様はお釈迦様です。 実はこの中村先生もそういわれたんですよ。 私は納得できないですね。お大師様のお姿もお釈迦様の姿も、少しは真実が入っているはず。全然違うのはダメではないかと思います(*^_^*) >ちなみに私の考えでは、お釈迦さまのお姿って、 >小太りのパンチパーマのいわゆる「釈迦如来」でははく、 >剃髪でスラリとした、精悍な行者のイメージです。 あれは仏の三十二相に基づいて描かれているので、あんな姿なんでしょう。 ちなみに、小太りに見えますが、仏の三十二相を正確に表現して座ると、胸の部分と頬の部分が強調されるので、そう見えるような気もします。 検索していただいたらわかりますが、仏の三十二相のイメージは手足も長いし、スラッとした体型だと私は思います。 (2019年10月15日 14時59分17秒)
同行三人@中隊長さんへ
弘法大師の御御影を拝観されたとは羨ましい。 私はニセモノしか見たことないです(ーー;) >「はだ色」というのは、今では差別語ということで色鉛筆にはなくなったそうです。肌から出る光の色という説明には、驚きました。「はだ色」ではなくて、それはメラニン色素の色。といえば色の違いでも、肌の違いでもなくなりますね。世の中から差別がなくなります。 「肌色」は差別用語でも何でもないでしょう。「め〇ら」「つ〇ぼ」「きち〇い」とかは、その人を貶めるよう表現ですが、肌色はその色で差別しているわけではないので、自粛する必要もないでしょう。 だって、茶色だって「お茶」といえば「緑茶」の時代には、おかしな表現ですが、そのまま使われていますので、変更する理由がわかりませんね。 それだったら「おやじ」「おっさん」「はげ」あたりの方がよっぽど差別用語。使ったら死刑にしてほしいですね。 (2019年10月15日 15時09分37秒)
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