とはずがたり
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アラネア
ここは年金生活の中、日々の感じた事をありのままの感性で書く、まさに「とはずがたり」なブログです。
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NHKのドキュメンタリー・・・衝撃的でした。 そこには才能に恵まれながらも、片方の耳が聞こえなくなり やっとの思いで海外デビューができるというその当日、 高熱から全く両耳が聞こえなってしまって、デビューは惨憺たるものとなり 失意の中日本に帰ってからも、貧困が続き・・・ 猫はたくさんいたけど、家の中は暗く、 まさに瀕死のピアニスト・・・という印象だったのです。 しかしこの映画は、パリの自宅、明るくカラフルな アパルトマンの部屋から始まります。 それを見た私は、「生活がすごくよくなったんだ」と ホッとしたんですね。 彼女の現在の活躍を考えれば当たり前なんですが・・・ やはりあのドキュメンタリー以後、彼女はブレイクしたのですね。 家はパリだけでなく、東京、ベルリンにもあり アメリカのサンタモニカには別荘が・・ そして京都も古民家を買い取りリフォームしたり・・・ 60代でやっと・・・認められ、生活も安定したのですね。 本当に良かった・・・と思いながら観ていました。 びっくりしたのは、弟さんがいて、俳優だそうで・・・ かなりインパクトがある方ですよ~(大月ウルフといいます) 80歳を超えているフジコさんですが、 精力的に各国のコンサートにでかけています。 時には身体的にきついときもありそれが耳に影響して 音の聞こえが悪くなるときもあります。 どの国でしたか、舞台上のピアノが「ひどい」と言っていた・・・ ピアノの調律師の映画「羊と鋼の森」をすぐ思い出しました。 フジコさんも言ってたけど バイオリンなどは自分で持ち運べてチューニングも自分で できますが、ピアノはそうはいきません。 ちゃんとした調律師がいない国もあるのかなぁ~ 日本じゃ考えられない事ですよね~ しかし、なんでフジコ・ヘミングのピアノはこんなにも 人の心を動かすのでしょう。 彼女はいいます 「わたしのラ・カンパネラを他の人と比べてみて。」 その自信・・・ 「わたしはだれかが歌うようにピアノを弾いています。 間違えるときだってあります」 心で弾いているからですね。 それはフラメンコに似ているなぁと思っていたら ある評論家さんも ~フラメンコのギタリストや踊り手たちがいう 「ドゥエンデ」を思い出す~と書いてありました。 (ドゥエンデはひとことでは言い表せない魅力、魔力みたいなものでしょうか) やっぱりそこに魂があるから・・・ 生き様が感じられるからなんですよね、きっと。 それから、彼女の着ている洋服がアンティークで とても素敵です。 ヨーロッパの街に似合います。 衣装も個性的で彼女しか着こなせない、 素敵なデザインと色彩です。 この映画で14歳の頃の絵日記が紹介されていますが 絵もとても上手で日本語と英語でとってもセンスよく 描かれていてびっくりします。 お父さんがデザイナーだったからその血もうけついでるんですね! 不遇の時代を過ぎ、60代で花開いたフジコ・・・ それは私たちに勇気を与えてくれるし 希望をやる気を与えてくれます。 猫や犬が大好きでいろいろチャリティーコンサートも 行っているところも好きです。 「いつまでできるか不安です」と正直に言うフジコさんに 共感しますが・・・ 永久に今のままではいられない・・・ その儚さもあるから、なお魅力的なのかも・・・ と、ふと思いました。 あ、それから、超イケメンの青年たちが 彼女を支えています。 ふたりは男性同士のカップルです。素敵です。 ひとりはバリトンだったかな?歌手で(でもたばこ吸ってたな) ひとりは楽器奏者だったかな? ふたりがケーキを焼いてきてくれたり留守中の 猫たちの世話などをしてくれます。いいなぁ~~ 東京では、昨日行った銀座のシネスイッチしか、もう やってなくて。。。ホントにみられてよかったです。 保険証などわすれてしまったけど、ちゃんとシニア価格で 入れてくれました。よかった~~、 どうみても、シニアだろ?ってか~?(笑) 方向音痴のわたしがなんとかたどりついて 先にチケットを買い、腹ごしらえに入った レトロなカフェ「モナリザ」って・・・ もしかして友達と入ったことある気が・・・ サンドイッチがレトロな感じでおいしかった~~ 一つ食べちゃった後だけど
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