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テーマ:今日のニュース(1448)
カテゴリ:社会問題
サンデーモーニングの「風を読む」で選挙について再考していました。
日本ではこれまで衆議院選挙が23回,参議院選挙が20回行われてきました。 候補者が当選する条件として,3つのバンが必要とされるといわれました。それは 地盤(バン) 看板(バン) カバン(バン) です。 しかし最近,候補者選びの際にムードに流される傾向があるといいます。 今回は年金問題でゆれ,国会は会期延長にまでもつれています。 今,有権者に求められているものは何か。 専門家は政党に勝手なことをさせないように目を見張ることだと言います。 街の声では,候補者を選ぶときに周りを見て判断してしてしまう国民性があるのではないかという意見が聞かれました。 日本の政治は世界の七不思議とも言われるそうです。 戦後,自民党の一党独裁の時代が続いてきたといえます。 経済成長や景気回復の切り札として,いつもインフラ整備による公共投資によって,地方の底上げや国土の均衡発展が目指されてきました。 そして,地方の零細業者が生き残る手段として談合が許容されてきました。 こうした動きを国民が支持した,あるいは関心を寄せてこなかったことも事実です。 これまでは企業の終身雇用制度が保たれ,国の福祉よりも企業の福祉が充実していたことも一因かもしれません。 また,経済が右肩上がり,あるいは安定している場合は,政府が行う経済政策に無関心でもよかったのではないか。 今後,二大政党制への流れが強まる中で,マニフェストの中身をしっかり吟味したうえで政党や候補者を選ぶ必要があると思います。 政党の主張が分からないからといって,適当に顔の知れた候補者に投票する行動が増えれば,政党はそうした動きに合わせた選挙活動を続けるだろうし,選挙後の国会運営においても選挙公約が守られる保証はありません。 国民が選挙のときだけ政党の美辞麗句に踊らされて,その後の運営に無関心だと感じるからです。 また,自分ひとりがどの候補者に投票しようとも大勢には影響しないと感じて選挙自体に魅力を感じなくなるのも政治の腐敗を進めるかもしれません。 国民は政治に口出しすることがなくなり,普段の政治活動へのチェック機能が働かないからです。 選挙期間中にウグイス嬢が立候補者の名前を連呼するのではなく,もっとマニフェストを掲げてそれを堂々と訴え続けるような選挙活動を国民は求めているはずだし,そうあって欲しいと思います。 ブログランキングに参加中。 毎日1回クリックで応援よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.27 10:16:52
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