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テーマ:生き方上手(688)
カテゴリ:クスリ・自己啓発
いま就職をどう考えるか 企業が求める「協調性のある人」を多くの若者は誤解している ろくに勉強もせず,理解しようという努力もせず,教授の講義が分からないと文句をいう学生がいる。 自分にわかるように講義すべきであると思っている。 周りのクラスメイトが冷たいと文句を言う学生もいる。 このような学年も周りのクラスメイトはみな自分に特別やさしく接すべきだと思っている。 『キャンパスの症候群』の中に,大学生の性格未成熟についての6つの方が上がっており,その中の一つにボーダーライン性格というのがある。 ボーダーライン性格にはいろいろな特徴があるが,その一つに「不適切な激しい怒り,あるいは怒りの自己抑制力のないこと」というのがある。 第三者からみると,不適切な激しい怒りなのであろうが,皆は自分に対してやさしく接すべきであり,自分の人生は何のトラブルもなくアレンジされているべきであると思っている本人にとっては,おそらく義憤なのであろう。 主観的には義憤であるが,第三者からみると不適切な激しい怒りというほど社会性を欠いた大学生が現れてきていることも確かなようである。 ------------------------- 過保護に育てられすぎると,自分の思い描いた望みがこれまでかなえられてきたためにうまくいかなかったときの怒りが大きくなるようです。 自分の価値観がそもそも自分にやさしいか,そうでないか,望みをかなえてくれるか,そうでないかといった基準しかないのかもしれません。 そうすると,自分にとって都合の悪い相手には怒りを爆発させます。 またそのような人にとっては,一度壊れた関係を修復するのが難しそうな感じもします。 講義では真面目に聞く学生が多いですが,そうみえて,不満を隠し持っている学生も結構いるようです。 「実際の内容と期待したものとは違って残念」とか「出席点が少なすぎる」とかたまにコメントがあります。 シラバスは事前に公開していてそれに沿った講義をしているし,出席点についても配分を書いてあるので後になって自分の都合で意見するのは筋違いな気がします。 今後,不条理な要求を過保護な学生からされるケースも多くなってくるのではないかと思います。 自分中心の思考回路ができてしまっている学生に真っ当な批判をしても通用しないかもしれません。 どう対応すればいいか悩みどころです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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