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カテゴリ:社会問題
大学と居酒屋と夏の日のキミに
というブログにおもしろい論考がありました。 ここに書いてある内容は共感できる部分も多く必ずしも言い過ぎではないと思います。 このブロガーさんが立ち寄った居酒屋と郊外のバーでバイトしている学生はX大学に在籍していました。 しかし,X大学の知名度はあるのですが近年は少子化のせいもあってかどんどん落ち目で、いわゆる「答案用紙に名前を書けば受かる大学」とのこと。 以下,転載。 毎朝決まった時間に講義に顔出すこともできない人間を製品として社会に出荷すればただでさえ落ち目の大学の名にさらに傷がつきます。しかもこのご時勢、定員割れして学費が集まらずにヒーヒー言うくらいなら今のお客様に留年していただいて学費をせしめるほうがお得のはずです。 というのは学校側の目線ですが、では学生側の目線で見るとこうとも言えます。 答案用紙に名前を書いただけでOKしてくれたのは紛れもなく大学側。 それでOKが出るとわかれば、そのあとも楽勝と考えて当然だろう? 講義に出席?レポート?試験?追試?ナニソレ? スッピンでもなんでもバイト明けで眠い目こすって講義に出るとか、試験の前に友達と集まって一夜漬けするとか、先輩のコピーでもなんでもいいからレポートをガリガリ書いて締め切り5分前に提出してホッとするとか、それでも単位落としそうになって獣のような目で追試に挑むとか、とにかくそういうヤバイ局面をなんとしても切り抜けようとする緊張や、そもそもそういう局面にならないようにしようとかいう意識が、無い。 ---------------------------------- その後,マックが採用しているクルーについても記述があります。 実は、マクドナルドの面接には今でも普通の日本人の20代の女の子もそこそこ来るそうです。 しかし、そこにおばあさんとか中国人とかが来ると、おばあさん、中国人、日本人の女の子、の順に採用するのだそうです。 なぜか?「おばあさんは時間通りにちゃんと来るから」です。昭和20年代生まれに遅刻早退無断欠勤はありえません。丁寧な日本語しゃべれるし、だから即採用。 次に採用するのは中国人。日本語に難がありますがガッツはあります。マクドのバイトを1ヶ月やれば中国奥地の平均年収を稼げるのだから当然です。 ---------------------------------- というわけで,ガッツのない日本人学生は,アルバイターとしても魅力に欠けると。 でもこうなった責任を学生本人だけに求めるのも無理があるような気がします。 少子高齢化で選ばなければどの大学にも入ることが可能になりました。 その分,一生懸命受験勉強して入学してくる学生の集まる大学と,そうでない大学との間の学力や意識の格差は広がるでしょうし,同じ大学内での学生間の格差もまた大きくなるのではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.02 11:26:02
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