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カテゴリ:社会問題
怖い事故がまた起きてしまいました.
2週間前はその現場近くにいたし,タイミングが違って下手をしたら事故の電車に乗り合わせていたかもしれません. 上海万博を機に一気に地下鉄が整備されました. 事故が起きた10号線はその象徴で,1~2年前のガイドブックには掲載されていません. すでに網の目のように張り巡らされた地下鉄網. 上海といっても広いので東京よりはまだ粗い印象で,たしかに交通渋滞が日常化する中では移動手段を電車に頼らざるを得ないかもしれません. 今回もまた,会社側のちぐはぐな対応が批判を招いています. NHKより. 中国の上海で起きた地下鉄の追突事故で、上海の地下鉄公社は、28日の始発から見合わせていた列車の運行を安全対策を強化したとして、この日の夜から再開しましたが、国民の間からは、事故原因の究明や再発防止策が不十分だという批判の声が収まらない状況です。 この事故は、27日、上海の中心部を走る地下鉄で、うしろから来た列車が前の列車に追突し、284人がけがをしたものです。上海の日本総領事館は、この事故で日本人5人がけがをして病院で手当てを受けたとしています。事故のあった地下鉄の路線は、事故当日は発生からおよそ4時間後には運行が再開されましたが、28日は一転して、事故が起きた区間の関連施設を点検するとして、一部の区間で始発から運転を見合わせました。ところが、上海の地下鉄公社は夜になって、安全対策を強化したとして運行を再開し、これに合わせて、担当者が規則に従って運行管理を行っておらず、事故の原因は人為的なミスだったという調査結果も発表しました。運行が再開された地下鉄の乗客は「大きな事故が起きたあとだけに、乗るのは怖いです。きちんとした点検を行い、利用者を安心させてほしい」と述べ、不安を訴えていました。また、インターネット上には「人の命を何とも思っていない」とか、「他の路線でも同様の事故が起こらないとは限らない」などという書き込みが寄せられ、不安を打ち消したい当局の思惑とは裏腹に、国民の間からは事故原因の究明や再発防止策が不十分だという批判の声が収まらない状況です。 ------------------------------ 人災とのことですが,そもそも手動運転に切り替えた裏には信号機の性能ミスがあることは明らかです. こうしたシステム上のトラブルを解決しない限り,再び同じことが起こるリスクは以前として残ります. 公共的なインフラでも競争がなければ,組織の腐敗と隠ぺい体質が当たり前になってしまうと危惧します. 日本でも東電は独占企業であり,また天下りを多く受け入れていたことが批判の対象となっていることと似ています. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.29 09:22:57
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