カテゴリ:えをとこ
どこで切るかによって意味が変わる。
「糸瓜と 言った らしき」 「糸瓜と いったら 子規」 「長けれど何の糸瓜とさがりけり」 という句を作ったのは、夏目漱石。 「雪隱の窓にぶらりと絲瓜かな」 というのが子規。 勿論、子規の糸瓜の句といえば、辞世の三句が有名で、TOP掲載の絶筆がそれ。 これが書かれた状況については、弟子の碧梧桐が「君が絶筆」という克明な文章を書いている。 TOP掲載画像は、国立国会図書館の、所蔵画像データから拝借。 松山は道後にある、子規記念博物館にあ、これのレプリカが碧梧桐の文書と並べて置かれてあります。 私をいまの子規好きに導いた、運命の一幅です。 国会図書館に置いてあったって、生で見る機会はそうないだろうと思うと、子規の名を冠した博物館に真筆を置いたほうがいいような気がするが、しかし松山ではそうそう行く機会もないから同じだろうか。 でも、子規好きなら、子規が生まれ育った松山と、亡くなった場所で、墓もある東京には行こうと思うだろうから、縁もゆかりもなさそうな芦屋にある仰臥漫録よりましかもしれない。(←芦屋の虚子文学館にある) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2007 02:26:26 PM
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