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カテゴリ:介護
![]() ヤマウチさんは昨日が2度目のご利用でした。 つい先日の受診で認知症の診断があったとのこと。 朝、送迎車から降りるなり、 「前回車を止めたところは私道なので、あそこまでは乗り入れないで もらいたいんです」とおっしゃる。 「わかりました。係りの者に伝えておきますね」。 送迎に携わった若い二人の職員に伝えたところ、 「あそこは私道ではないでしょう。あそこまで入れないと車を 止められないから困ります」という。 「でも、そうおっしゃっているんだから、一応聞いてみてよ」と私。 「無駄だと思いますよ」と引かない二人。 「いくら認知症があるからといって、言ってることを信じないという ことはできないでしょう!?」私も負けているわけに行かない。 かなりの間、押し問答していた。 見かねた主任が割って入ってくれてようやくおさまったけど。 違う職種だった二人が、この職場に入ってまだ一年余り。 先輩に意見が言えるというのはいいでしょう。 でも、介護の勉強もしてきていない、認知症についてのきちんとした 知識や接してきた経験だって不足している人が、こういう決めつけを したことに、私は憤ったのです。 帰り、迎えで出られた息子さんに聞いたら、やはりそのとおりだったとのこと。 認知症があっても、言っていることは真実なんだという気持ちを持って、接していかなきゃなりません。 そんな基本を教えられたできごとでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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