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【「僕の体は元には戻らない」…労災申請中の被害者、真相究明求める】
大阪市中央区の校正印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の強制捜査を受け、発症した元従業員や支援者らは2日午後、大阪市で記者会見を開き、真相の解明に期待を寄せた。 胆管がんを発症し、労災申請中の元従業員、野内豊伸さん(34)は「強制捜査は当然。安全対策について、社長ら取締役と中間管理職の間でどうしたやりとりがあったのか解明してほしい」と期待を寄せた。 野内さんは今年1月に肝臓の一部摘出手術を受けたばかり。抗がん剤投与が続き、今も吐き気やだるさがあるが、入院中の大阪市内の病院から外出許可を受け、同日午前にサ本社前の様子を見に出かけた。 「僕の体はもう元には戻らない。これ以上の死者や発症者を出さないように徹底的な真相究明を望んでいる」と注文を付けた。 患者や遺族を支援している関西労働者安全センターの片岡明彦事務局次長は「8人が亡くなった事実をみれば強制捜査は当然」としながらも「法廷規制がない化学物質に対する無力な現状の規制体系を変えない限り、同様の問題は再び起こるだろう。当局は一罰百戒でこの事件を収束せず、労働者が職場の改善に関われるように法令を改めることも検討すべき」と指摘した。 一方、労災申請した元従業員や遺族らに対して、サ社が厚労省を通して電話連絡を取り、近く被害者説明会を開くことを伝えた。 (2013.4.2 17:37) MSN産経ニュース 印刷会社社長が初の会見 謝罪とともに「私もおびえている」 ガン原性に係る指針対象物質(厚生労働省 職場の安全サイト)
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