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【空飛ぶ美女ゲリラ、カンフーで日本兵真っ二つ】
中国当局ですら抑えにかかる「抗日ドラマ」 年間200本以上の“グロテスクな低俗” 素手で日本兵を真っ二つに引き裂くカンフーの達人に、空中に飛び上がり弓矢で数十人の日本兵を殺害する女性兵士…。中国で盛んに制作されている日中戦争を舞台にした抗日ドラマや映画の荒唐無稽ぶりが話題となっている。抗日作品は昨年、200本余りが制作されたというが、制作者側がより過激に娯楽化したり、お色気たっぷりに仕上げられたりした作品もあるという。中国当局は「浅はかな抗日意識」が広がることを危惧。ただ、メディア規制が強い中国で自由に作れるのは抗日ドラマだけとの声も出ている。 (木村成宏) 日本兵は必ず死ぬ 中国メディアなどによると、中国で昨年1年間に制作された抗日ドラマや映画は200本以上で、テレビのゴールデンタイムに放送されたドラマの3本に1本が抗日ドラマだという。 浙江省にあるアジア最大級とされる映画撮影所、横店影視城では昨年、受け入れた150の撮影グループのうち約50グループが抗日戦争をテーマにした映画を撮影したという。 全体で約30万人のエキストラのうち約6割が日本兵の役。ドラマでは日本兵は必ず死ぬことから、複数の撮影現場をはしごして、1日8回も“戦死”するベテランエキストラもいる。 ネット上では、横店影視城を、日中戦争当時、中国側の抗日拠点となった重慶、延安を上回る拠点とする声も上がっている。 カンフーの達人、女戦士に美女軍団… やはり日本兵は死ぬ 抗日ドラマが粗製乱造されるなか、荒唐無稽で低俗な作品も現れ始めている。 カンフーの達人が日本兵を素手で真っ二つに引き裂いたり、小刀で日本の砲弾を爆発させて、日本兵数百人を爆死させたりするシーンが登場。ゲリラ部隊が乗った車が空を飛んだり、空中に飛び上がった女性兵士が次々と矢を放って、数十人の日本兵を殺害したりする作品もあるという。 美女だけで組織された暗殺団が日本軍高官を狙ったり、日本の女性スパイと中国人将校が恋に落ちたり、なぜか全裸の女性が、八路軍(中国共産党軍)の兵士に敬礼するなどの、お色気路線もある。 「浅はかな抗日運動」の罪 メディア規制が強い中国では映画やドラマなどには厳しい検閲制度があり、現代の中国社会をテーマにすれば、貧富の差や官僚の腐敗、環境汚染など、多くの問題を避けては通れない。このため、制作者側が審査が通りやすい抗日ドラマを粗製乱造しているようだ。 しかし、荒唐無稽なドラマの氾濫に対し、中国共産党の機関紙、人民日報はドラマが過度に商業化し、暴力をあおっているなどと批判する評論記事を掲載して、娯楽番組化することに歯止めをかけ始めている。 記事では「ピントの外れたでっち上げで(抗日戦争に対する)浅はかな見方を強めている。『民族の大義』を盾にするが、実際は小ずるい商業上の計算がある」と批判している。 また、過激な暴力の描写について、暴力の対象が当時の日本兵なのか、中国に観光や商用で訪れる現在の日本人なのか、中国で製造された日本車なのか、視聴者が区別が付かなくなる恐れを指摘するなど、反日活動につながることへの懸念も示している。 日本でも、大阪府門真市のパナソニック(旧松下電器産業)がスポンサーのテレビドラマ「水戸黄門」は史実ではないが長年、人気を集めていた。 悪者が最後は成敗され、ちょっぴりお色気路線も似ている。同じく史実でないなら、いっそのこと初代主席の毛沢東が現在の中国全土を回り、腐敗官僚を成敗する「毛主席漫遊記」でもドラマ化したらどうだろう。お供は文化大革命を主導した四人組がいいかもしれない。 (2013.4.30 08:00 )MSN NEWS WEST ライフ やっぱり 名作 水滸伝 こんな、学生がパロディで作るような番組が堂々とまかり通っているなんて。 中国のテレビ業界って、どれだけ幼稚なのでしょうか。 う~ん、中国国民にとって一番受けるのは、『必殺仕事人』のような番組なのではないかなあ。 社会的アウトローたちが、権力をかさにきた高官や悪徳大商人等、のさばる悪を駆逐するような。 『水滸伝』なら古典時代劇として、放送コードに引っかからないと思いますけどねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.30 19:41:17
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