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テーマ:ライトノベル・小説(370)
カテゴリ:ライトノベル(講談社、電撃)
終末世界のスペルブレイカー (講談社ラノベ文庫) 単行本(ソフトカバー) 2015/10/2
高橋 びすい (著), 新堂 アラタ (イラスト) 【あらすじ】 エルフにより東京が占拠され、人類とエルフが敵対する時代―。病床の妹のため民間軍事会社に勤める少年、北川和斗―コードネーム・アハトは、人間だが例外的に魔法を使える存在として、対エルフの任務にあたっていた。ある日彼は、ユスティというエルフの少女を守るという任務を受ける。どうやら彼女は、世界の破滅にかかわる禁断魔法“カオティック・ターミナル”の鍵を握っているため、エルフ界当局から狙われているらしい。かくしてアハトは、敵対しているはずのエルフを守るために戦うことになり―!?「人間が魔法を使っちゃいけないなんて、誰が決めた?」そして科学と魔法は交錯する―最強の近未来バトルアクション! 【ひとりごと】 21世紀末、人間はエルフを再発見した。人間はエルフを組み込もうとしたが、迫害の歴史を持つエルフは抵抗。人間は軍事行動を起こし、無理やり組み込もうとしたが、逆に魔法的なアレでやっつけられて、人間の数ある地域を逆占領され、東京以北もそのうちの代表である_(:3」∠)_ そんな世界で、舞台は東京である。 魔法が使えるルミナスな主人公は、亡命エルフを助けるため単身エルフ界へ。ヒロインの両親は無理だったけれど、ヒロインちゃんは救出。でも、脱出ルートがつぶされちゃったので、エルフと人間の非合法な貿易場所で潜伏するよ。子供エルフに逆上がり教えてあげるよ。脱出したらデートするお_(:3」∠)_ そんな感じの物語。 まずツッコミどころとしては、エルフ再発見して、無理やり組み込もうと軍事行動起こすとか馬鹿じゃないの?_(:3」∠)_しかも21世紀末。そんなの許されるの? 普通無理じゃね? 人類って統一されてんの? で、逆に占領されるとか馬鹿じゃね?_(:3」∠)_そして非合法な貿易自分たちの有利性を捨てると馬鹿じゃね? サイボーグとか出てくるスーパーな世界観_(:3」∠)_ あー……なんていうか、技術水準と世界情勢と世界設定が噛み合ってないというか、そんな感じがするのは気のせいかな? しかも戦争中。ちょっとお粗末ではと感じなくもない。別に亡命とか裏切者黒幕とかありそうだから別にいいんだけどさ、世界設定と物語の雰囲気あってなくねって感じかな(*´ω`) あと主人公の心変わりが簡単すぎてなんかなーって感じ。 ぶっちゃけていうと、キャラクターに感情移入できない(*´ω`)感情移入できないから微妙な感じとかしか思えない。現実世界を舞台にするのであれば、ちゃんと世界設定練らないとアレな感じになるお。あと、世界設定でもストーリーもとりわけ目を引くようなものではない。エルフだの魔法だの使われすぎていて、エルフが出てきました。魔法強いですと言われても目新しさは特に。現代が舞台だろうと変わらずに。 総評。普通。 スーパーなエルフ魔法で世界を崩壊できるし支配もできるっていうのはわかるけれど、終末世界ってのはどうかな。スペルブレイカ―ってのは魔法を止めたからだよね。タイトルはちょっと詐欺じゃないかな。あと、脱出とかデートとかにページ数もっていかれたからって、ラストバトル簡単にしすぎでは?_(:3」∠)_盛り上がりがなかったように思える。 終末世界のスペルブレイカー (講談社ラノベ文庫) [ 高橋 びすい ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.06 07:53:17
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