憑狐の九十九市

精霊医は勇者の変態を癒せるのか!? (ダッシュエックス文庫) 文庫 2015/8/25
神秋 昌史 (著), みけおう (イラスト)

【あらすじ】

とある理由から、たった九日間で勇者の称号を剥奪された少年・リッシードは、旅に出ようとした矢先、街角で美少女の巨乳に見とれてドブに落ち、ケガをしてしまう。するとその少女・テトリアが駆け寄り、精霊医術を使って瞬時にケガを治してくれたのだが、同時にケガの理由がバレ、完全に変態扱いされることに。それでも精霊医術と巨乳に興味津々のリッシードは、半ば無理やりにテトリアたちと同行する。だが、精霊医術は強力無比ながら、その治療方法の特殊さゆえに大きなリスクを背負っていて…!?「この世で譲るべきもの、みっつ!国と!誇りと!おっぱいだッ!」バカエロ勇者と天然美少女精霊医が贈る癒されファンタジー、開幕!

【ひとりごと】

国と誇りとおっぱいだ！　を守る元九日勇者リドとヒロインの精霊医テトリアが王国首都で出会って、伝染病が蔓延しているであろう町へ行って患者さんたちを治していくお話。精霊ナノワクトはお腹いっぱいになると魔物に変化するので精霊医は頑張って魔物を倒しながら病気やけがを治していく。そして、病気の患者はたくさんいて、なんか魔女に襲われたと思ったらネズミの傷でヒロインが病気に！　焼身自殺で解決！　しようと思ったらなんか説得してナノワクトドラゴン退治。どうにかこうか倒して物語は終了。

いや、なんていうか、はっ？　ってなりましたお(*´ω｀)
え？　魔女とか町の伝染病とかは？　解決してないよね_(:3」∠)_なんでこうイイハナシダナー的な感じで終わらせてんの？　ちょっとイミフだよ('ω')普通伝染病とか魔女とか終わらせるよね。魔女はいいとしても伝染病はちゃんとしようよと思うわけですよ(´・ω・｀)さすがにヒロインの病直して終わりっていうのはなんだかなーって感じ。

とりあえず微妙かな。ストーリーは尻切れ蜻蛉みたいな感じでやっぱ微妙。３００ページ使ってこれは微妙かもしれない。で、冒頭からおっぱいおっぱい言ってるのは微妙なラノベ。というかこんな子供がうんこうんこギャハハハって喜ぶような、そんな感じのモノは読む気にはならないよね_(:3」∠)_そしてストーリーはあまり中身がないような気もしなくもない。というか、主人公であるリドには共感できない。悪い人間とかクズとかではなく変態なだけだけど、こうわからないわからないって多少サイコパスな感じで、それで逆手だのなんだの悩んでいて、それなのにまったく共感できない感じかな。ヒロインもそんな感じ。だからまあ、微妙だな。ぶっちゃけ、リドが逆手にしないせいで被害大きくなってるしね。勇者として失格だね_(:3」∠)_

というわけで、総合的に微妙かな。
タイトルに変態ってついてる時点でダメな感じはしていたけれど、うん、まあ期待は裏切らなかったって言う感じかな。
一番良かったのはツンデレエレナぐらいじゃないかな_(:3」∠)_



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精霊医は勇者の変態を癒せるのか!?​