Miam Miam Do Do
Le Puy-en-Velay Saint-Jean-Pied-de-Port GR65
「むにゃむにゃ グーグー(do(ド)はdormir「寝る」の幼児語)」というフランス語のガイドブックが手元にある。このタイトルから分かるように、旅先のホテルと食事が徹底的に書かれている。逆に言うと名所旧跡に関する情報などは一切ない。徹底したものである。日本にはありえないタイトルの本で、さすがフランス!と拍手を送りたくなる。それに地図が詳しい。1cm=375mというから37500分の1の地図にあたり5万分の1の地図(1cm=500m)より「詳しい。
書店で売っているMichelin(ミシェラン)の地図(1cm=1.5km 15万分の1や1cm=2km 20万分の1)よりも格段に詳しい。水がどこで飲めるかという印があるため陸路を歩く場合は重宝。
今この本を見ながら、Google Earth上に、実際に歩くルートをトレースしている。これが結構面白い。航空写真ながらシームレスに拡大できるので、畑を横切ったり、川を渡ったりというルート取りを地形図で詳細に確認できる。
ホテルの住所が分かっていれば地図上にその場所を示してくれるので大都会でも迷うことはない。
これまでの手探りの巡礼と違って、今回はばっちりルート取りおよび歩行距離を割り出せる。「Miam Miam Do Do」と「Google Earth」とWeb情報で、事前の学習をし始めた。ルート取りは計測の軌跡を保存できるため完成した暁には、420kmの全ルートをGoogle Earth上に浮かび上がらせることができる。
居ながらにして旅行を楽しめる。便利な世の中になったものだ。スマートフォンに地図を入れれば、GPSにより最寄りの食料品店まで教えてくれるであろう。杖と瓢箪だけの巡礼ではなく、時代の最先端機器を身にまとった巡礼として今回フランスに降り立つであろう。ただ変わらないのは、歩行という難儀な行為である。
Google Earthを楽しむ方法
Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 35.579014,139.305981(°))を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。