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テーマ:将棋について(1299)
カテゴリ:「し」-将棋の話題
「女羽生」が「女カストパロフ」になった!?
…なんてことを思わず呟いてしまいました。 なんのことかと言いますと、(↓)の記事です。 コンピューターが女流棋士破る=プロのトップ相手に初勝利 時事通信 10月11日(月)20時26分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101011-00000060-jij-soci いやいや、将棋のソフトが女流のトップ棋士に勝利する日が来るとは。。。 ちなみにこの手の話題:「将棋ソフトがプロを負かす日が来るのか?」と言うことは、羽生善治さんが7冠王になった96年ごろから言われて、と言いますかファンの間では語られ続けてきました。 その頃10年くらいでくるのでは、なんて意見が多数派(と言っても圧倒的多数ではなく、いくつかある意見の中で1番多かったと言う意味)でしたが、本当にそうなりましたね。。。 ちなみに、「カスパトロフ」と言うのは、かつてのチェスの世界チャンピオンで、コンピューター「ディープ・ブルー」との対戦で敗れてしまった方です。 ただ、決してケチをつけるわけではありませんが、プロはプロでも、女流と奨励会を突破した棋士とではチョッと違うンですよね。 奨励会を抜けて4段になって初めてなれるプロ。 女流のトップの清水市代さんは、この4段以上のプロ棋士に何度か勝利を収めたこともある方ですが、それでも奨励会の初段~2段くらいと言われています。 まあ、「ソフトがプロに勝った」と言うのはある意味チョッとまだ気が早いような気もします。 しかし、何はともあれ、女流のトップに勝利したことは間違いありません。 それも、かつて女流棋士界のタイトルを総ナメして、「女羽生」なんて呼ばれたこともある清水市代さんに勝利したことは間違いありません。 ちなみに上述したように、チョッとケチをつけるようなことを書いたのは、実は私はこの手の対局が行われるのは1将棋ファンとして楽しみである反面、人間だけの特権が機械(=コンピュータ)に奪われてしまうのは・・・と考えるある意味保守的(?)な人間なもので…。 科学技術がどれだけ進歩しても機械が人間に及ばないものがある、そういうのが奪われてしまうのがチョッと複雑になる人間だったりします。 ちなみに、プロ、女流プロ、アマチュアと段級位が3種類ある将棋界。 先ほど女流トップの清水さんを奨励会の初段~2段と書きましたが、これはアマチュアだとアマの7大タイトルと言われるアマ名人やアマ竜王、あかはた名人戦などでベスト4以上の実力と考えれば良いでしょうか。 具体的に段位で言えば6段以上でしょう。 コンピュータプログラマーの汗の結晶とも言うべき「あから2010」。 科学者達の努力の成果はついにアマチュアでは勝てない領域に達したと言っても良いでしょう。 これからもさらなる改良を重ねて、奨励会かプロでないと勝てないソフトを作って欲しい物です。 そして、プロの方々は、自分達がカスパトロフさんの2の舞になる日がくることのを一日でも一瞬でも遅くするべく、精進していただけたらと思います。 羽生名人や渡辺竜王に挑戦する日がくるとともに、人類最後の砦(?)が貫禄をみせてくれることを切に願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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