新しい栄養費のスタイル!? ~日テレ東京六大学(早大戦)中継について~
民放で35年ぶりとなる東京六大学の中継が行われることになったそうですね。まあ、これはズバリハンカチ王子こと現在早稲田実業の斉藤投手の人気をあてこんでのことなんでしょうけどね。六大学野球というコンテンツよりは、そちらの方が目当てのものではないかなと言うのがミエミエですね。ただ、理由はどうあれ、虚塵戦と高校野球以外は野球が無いのかというくらい、野球中継のカード(コンテンツ)が偏っているお粗末な野球放送をしている放送形態に風穴を開けることになるわけですから、そのこと自体は歓迎できます。ただ、これが斉藤投手始め、その他の東京六大学野球の有望選手の将来に影響を与えかねない要素があることも同時に見過ごしてはならない。日テレと同じ読売系列の虚塵と言えば、2004年にアマチュア投手に栄養費と称して多額のお金を渡していたことで、キム.ジョンイル渡辺恒雄オーナー(当時)が引責辞任した球団である。しかも、その当事者は、栄養費問題がもう決着したと勝手に本人が思いこんだ頃、辞任から1年と経たない内に勝手にまた虚塵並びに球界におめおめと舞い戻ってきた。しかも、会長と言う辞任の時期に就任していたオーナーより上位のポジションに就いてである。これでは問題を起こしても何も反省していなく、責任も取っていないのと同じである。しかもこの栄養費こと裏金についてだが、巷では事件があったにも関わらず、まだまだ行われていると言う噂さえある。ドラフト史上最悪の掟破り、『江川事件』から「逆指名(現:希望枠)」制度導入という流れから見ても分かるとおり、虚塵という球団はルール違反を平気で行い、それを咎められると今度はルールの方を自分達の都合の良い様に変えてしまうという傾向がある。日テレが六大学中継に支払う放映権料。これは、ひょっとしたら形を変えた『栄養費』ではないだろうか。放映権料自体は六大学連盟に支払われ、選手個人に渡ることは無いのかもしれないが、これによって連盟が潤えば、選手がこれに恩義を感じることもあるかもしれないし、場合によっては連盟経由で現金以外の何らかの形で選手に還元される可能性もある。それだけでなく、スカウト活動を行う際にも、六大学連盟に巨額の放映権料を払っている日テレと同じ系列の虚塵です、そういうことで、選手に対して心理的に優位に立てる可能性も有る。虚塵と同じ系列局以外なら、こんな心配もしなくて良いのだが、あの球団だけに、正直な所気が気でならない。この栄養日疑惑の有る放映権料は、ハンカチ王子が入学してから卒業する後まで、5年間に渡って契約されているようだが、仮にハンカチ王子が虚塵に入団しなくても、その他の有望選手が入団してくれればOK、そんな風に考えているのではないだろうか。全国から応援され、名門大学に入ったハンカチ王子が、在学中並びに大学卒業後も安心して野球が行われるよう、この「放映権料」が『栄養費』に転じることはあってはならない。ただ、虚塵の腹黒い思惑が水泡に化す可能性も早くも出てきた。↓の記事を読んでもらいたい。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20061207-00000146-jij-spoスワローズの宮本選手会長がドラフトでの希望枠の廃止や、違反した場合3年間のドラフト参加禁止を訴えているが、ぜひともこの制度が実現して欲しい。ハンカチ王子が4年後に希望する球団に入れなくなると言うデメリットはあるが、放映権料が栄養費に転じる可能性も無くなる。また、今後5年間、すなわち日テレから放映権料が支払われる間に虚塵に入団した東京六大学の選手が、栄養費を貰って…などと陰口を叩かれることも無くなる。そして、日テレ自体も、虚塵のために形を変えた栄養費をばら撒いた、などと陰口を叩かれることもなくなる。放送局、野球界、選手の3方ともに良いこと尽くめではないかと思う。何とか宮本会長の要求が実現して欲しいものである。実現して利益が無いのは、『たかが選手!』などと言う暴言を吐く人物だけである。