テーマ:今日のこと★☆(104584)
カテゴリ:ヨーロッパ
(つづきです) 「バルセロナでは、闘牛にもフラメンコにも関心がない。 闘牛場も、観光用に作った一か所しかなく、普段は使っていない」 バルセロナで生まれ育った彼はそういった。 えっ! それは、なぜか。。。 スペインは、闘牛とフラメンコの国ではなかったか。 彼によると、闘牛もフラメンコも、スペイン南部の文化。 スペイン北部の地中海側は、誇り高きヨーロッパ文化を持っており、他の地方とは違うとのことであった。 歴史的に見ると、確かに、ローマ帝国の版図は、スペインのカタルーニャ地方(バルセロナを含む)にまで広がっているが、他のスペインは、ローマ帝国の版図外なのだ。 大陸の歴史は、日本人にはなかなか理解しにくいのかもしれない。 カタルーニャ地方は、時々、スペインから独立の話が出るくらい、誇り高い地方だ。 国旗と並べて、カタルーニャの旗も掲揚しているようですし、大学構内で見かけたポスターにも、スペイン語、カタルーニャ語、ポルトガル語が並べて表記してあったりした。 (彼に聞いたから何語か分かった次第) 彼らに言わせると、スペインは北に行くほど、文化も工業も進んでいるとか。 また、首都マドリードへの対抗心も強い。 首都から来た人にも会ったが、カタルーニャ語には抵抗感がある(好きではない)と言っていた。 スペイン語やカタルーニャ語と言っても、方言の違いくらいのようだが。。 この辺の対抗意識や、言葉の感覚など、東京と関西の関係に似ているかなと思いつつ聞いていました。 もちろん100%当てはまるわけではありませんが、歴史的には、こちらが先進地域であり誇りを持っている部分とか、首都圏の人が、その言葉を好きでないとか。。。 日本では、関西圏の独立などという話はでませんが、一度、NHKで「関西語講座」なるものを数カ月やっていたこともありますので、関西圏の言葉は、独立した言語としても面白いかもしれません(笑)。 国によって、いろいろなパターンがありますね。 外国に行ってみると、日本を国として意識するといいますが、確かにそうだなと思います。 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.20 08:10:47
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