カテゴリ:情報的生活行為
![]() 第三次世界大戦はもう始まっている (文春新書) [ エマニュエル・トッド ] ![]() 現代カタストロフ論 経済と生命の周期を解き明かす (岩波新書 新赤版 1953) [ 金子 勝 ] 後者を、併読しようと思い、借りてきた。 前者からの引用p165ー166 第4章 「ウクライナ戦争」の人類学 より 項目タイトル ロシアの女性とキリスト教 (直前項目ロシアと中国の違い) 両者の違いを人類学的により掘り下げていくと、「女性の地位」の違いに行き当たります。「女性の地位」は、ロシアの方が中国よりもはるかに高いのです。 それはたとえば、夫婦間の年の差があまりない事に現れています。また、今日のロシア女性の大学進学率にも現れています。ロシアの大学では、男子学生100人に対して女子学生は130人(フランスでは115人、アメリカでは110人、ドイツでは83人)で、この基準から見ると、ロシアは世界でも女性の地位が最も高い国の一つであり、スゥエーデン(同140人)に次いでいることが分かります。 またロシアは、共産主義といった不条理な体制を生み出しつつも、冷戦期に宇宙分野や軍事分野でアメリカと張り合うことができたわけですが、父権的な共同体家族社会であるにもかかわらず、女性の地位が比較的高いことが、こうしたロシアのシステムの特殊なダイナミズムを生み出しているのではないか、と私は見ています。 おそらく「ロシアにおける女性の地位の高さ」にはキリスト教が関係しています――一方、「中国における女性の地位の低さ」は儒教に由来している可能性がありますーー。引用ここまで。 一読者としては、、ヒエロニスム・ボッシュ(画家)の壮大な地獄絵図を見ている感じがしてきたので、後者の本が、別視点からのご参考、という風になるのではないか、と引いたが、、これはこれで、すんごい多弁なので、困っている。参考書?としては、外れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月15日 06時58分05秒
コメント(0) | コメントを書く |
|