沖縄語ぬ特徴とぅ復興11
うちなあぐちにちいてえ、日本(やまとぅ)はじみウランダ-んでえぬ言語学者達(たあ)が18世紀(しいち)まんぐるから検(あらた)みらってぃ来(ち)ょおいびいん。
他所(ゆす)ぬ検みやあたあが、自(どぅう)なあたあくるぬ語(くとぅば)し、検みてえるむんゆ書(か)表(あらわす)しえ、合点(がてぃん)ないびいしが、うちなあんちゅぬやいがなあ、うちなあぐちし書ちぇえる検み文や、いいくる、見(ん)ちゃる事(くと)お無(ね)えやびらん。あらんでえまた、我(わあ)勉強不足(びんちょうぶすく)がやらあん分(わ)からのおあいびいしが…。
うんなんまた、うちなあぐちがちゃんとぅそおる書ち言葉(くとぅば)、持(む)っちぇえ居(をぅ)らん事ぬ表わりえあびらに。
「ちゃんとぅそおる」書ち言葉ぬ無えんでぃゆしん、またうちなあぐちぬ特徴(しょうしち)ぬ一(てぃい)ちやいびいん。
あらぬ、うちなあぐちし書かっとおるる本(ふん、しゅむち)、書ち物(むん)やまんどおい、比嘉ぬ言(い)ちょおる事お当(あ)たらんでぃち、ちゃあき、叫(あ)びらりぎさあやいびいん。やいびいしが、大言語(うふくとぅば)ゆ良(ゆ)う見(ん)ち、書ち言葉ぬ形(ない)、考(かんげ)えてぃ見(に)いねえ、似(に)ちょうてぃん、同(い)ぬ如(ぐと)おるむぬおあいびらん。「ちゃんとぅそおる」書ち言葉あ、ただ、話し言葉ゆ書ち表わちょおるうっぴぬむぬおあらんくとぅやいびいん。
言葉ぬ書ちい様(よう)にちいてえ、ばんじ、あらがあさっとおいびいん。
うんなあらがあぬさっとおる事くるが、うちなあぐちゆ言語(くとぅば)とぅしち、スタートラインんかい置(う)ちゅるしいじやびいん。あんしまや、復興(またうくし)にちいてぃ、いいくるアイヌ語とぅかハワイ語んでえとぅ比(く)なびらりいる事ぬあいびいん。
くりかあや、我(わあ)が某紙(なにがしぬしんぶん)ぬんかい書ち送(うく)たる論壇(るんだん)とぅ似ゆしが、書ち行(い)ちゃびら。
筆:比嘉清
沖縄語の特徴と復興11
沖縄語をめぐって、日本はじめ欧米の言語学者らが18世紀ごろから研究されています。
外部の研究者が彼らの自国語で研究内容を発表するのは分かりますが、内部の研究者でも沖縄語で書かれた研究発表はおよそ目にしたことがありません。あるいは私の勉強不足かもしれませんが…。
こうした事情も沖縄語が確固とした書き言葉を有してない事の表われではないでしょうか。
「確固とした」書き言葉がないというのも沖縄語の特徴の一つです。
いや、沖縄語で書かれた本や書き物は多いし、その指摘は当たらないと即座に指摘されるでしょう。しかし、メジャーな言語を参考に書き言葉の要件を考えてみた場合、必ずしもそうした要件を満たしてるわけではありません。「確固たる」書き言葉は「単に話し言葉を書き表したもの」ではないからです。
表記の問題は盛んに議論されています。
この議論がなされること自体、沖縄語をスタートラインに置くことを意味します。そして、復興についてよくアイヌ語やハワイ語が引き合いにされることがあります。
このくだりは、私が某紙に投稿した論壇内容とダブりますが、あえて触れていきたいと思います。
筆:比嘉清