沖縄語ぬ特徴とぅ復興12
世界(しけ)ぬ主(うむ)だちょおる言語(くとぅば)あ、書(か)ち言葉(くとぅば)、持(む)っちょおいびいん。
うぬゆうな書ち言葉がただ、会話体(いちゃいはんちゃい)、書ち表(あら)わっちょおるむぬ、あらん事(くと)、特(か)わてぃ英語(いんじりい)ぬ場合(ばあ)見(ん)じいねえ、分(わ」かゆる筈(はじ)やいびいん。実音(じゅんにぬうとぅ)とぅ書ちい様(よう、スペル(古い撥音)ぬちげえみぬまぎさいびいん。
英語や一回(ちゅけん)のお、12世紀(じゅうにしいち)ぐる、フラランシでえぬ外(ゆす)からぬ敵(てぃち)なかい攻(し)みらったる事んあやあに、無(ね)えんあいぎさあそおいびいたん。
インジリイ人(ちゅ)にとぅてえ外敵から国、を守(まむ)うる事とぅ文化(ぶんくゎ)かわてぃ言語、守ゆる事とお、同(い)ぬやんでぃ思(うま)らあっとおたる筈やいびいん。
昔(んかし)からぬ表記(かちいよう)、いいくる、むとぅうする事お、また言語がなあめえめえ、けえないる事、防(ふし)じゅる事んかいないびいん。(方言ぬかあじ、書ち言葉ぬちむええし、うぬ書ち様しいねえ、なあ別(びち)ぬ言語んかいどぅけえないびいる)。
今ぬ有様んかい当(あ)てぃてぃ、リセットけえするむんどぅんやれえ、昔からぬ慣(な)り、すそんする事んかいないびらに。
書ち言葉あ実音とぅぬ違えみやか、語源(くとぅばぬむとぅ)、語法(成いよう、組み立てぃ)、風儀(ふうじ)、同ぬ風儀やる事、むとぅうちいちゆする事、とぅうち同ぬ形やる事んでえゆ大切(てえしち)にさびいん。
あんしいねえ、書ち言葉あ、ちゃぬ風儀し、なてぃいちゅむぬやいびいがやあ。
書ち言葉あ、書ち言葉、する事くるからしょうじてぃいちゃびいん。言葉書ちいねえ、言語作(つく)ゆる事んかいないる事んまんどおいびいん。やいびいしが、うんな作いや、ただぬ作いやあらんようい、進化(しいなし)どぅやいびいる。
続ちゅん
文:比嘉清
沖縄語の特徴と復興12
世界の主な言語は書き言葉を持っています。
これらの書き言葉は単に会話体を表記したものでないことは、特に英語の場合をみれば、気付きます。実音とスペル(古い発音)の差が大きいです。英語は、一度は12世紀ごろから、フランス等の外敵の侵攻等もあって消滅の危機にありました。
イギリス人にとって外敵から国を守ることと文化とくに言語を守ることは、同じ次元のものだったようです。古表記を概ね維持することは同時に言語の分裂を防ぐことにも繋がります。(方言毎に書き言葉のつもりで表記したら別の言語になるのです)。現状に合わせてリセットしてしまうことは、過去の否定につながりかねないからでもあります。
書き言葉は実音との違いより、語源、語法、体裁、統一性、一貫性つまりは安定性などに重きを置いています。
では、書き言葉はどうやって出来上がっていくのでしょうか。
書き言葉は書き言葉を実践することで書き言葉自体から生じます。書き言葉の実践は、言語の加工を伴います。だが、そこで起こる「加工」は単なる加工ではなく、進化(発展)です。
続く
文:比嘉清