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ゆんたく物語

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2022年08月14日
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沖縄語ぬ特徴とぅ復興14

 うちなあが琉球国(るうちゅうくく)やたる世(ゆう)なかい、国(うむる主取(ぬしどぅい)たあ)が琉球ぬあまくまぬ「うむる」、「神歌(かみうた)」ゆ取(とぅ)い集(ちゃめ)えてぃ、書(か)ち纂(まとぅ)みたる「うむるすうし」とぅ18世紀(じゅうはしいち)後(あとぅ)んじに玉城張勲たあが作(つく)たる組踊(くみうどぅい)とお、語彙(くとぅばかじ)え、んずみてぃ、変(か)わとおいびいん。
 一目見(ちゅみん)じいねえ、同(い)ぬ言語(くとぅば)やみんでぃ、けえ思(うむ)ゆるあたいぬ違(ちげ)えみやいびいしが、実(じち)え、根(にい)「うむる」どぅやい、ちゃんとぅ、継(ち)がっとおいびいん。ただ、語彙(くとぅば)あ、江戸(いどぅ)んかい七回(ななむるし)ん行(ん)じゃいき来(ち)ゃいしちゃる玉城張勲や、日本(やまとぅ)から語(やまとぅぐち)、持(む)ち戻(むどぅ)やあに、あんし琉球語音(るうちゅうぐいん)とぅする事(くとぅ)にゆてぃ、琉球語(るうちゅうくとぅば)んかい直(のお)さびたるむぬやいびいん。

 うんぐとおりいや、フランス語(くとぅば)ゆ英語(いんじりい)読(ゆ)みさあに、英語風儀(いんじりいふうじい)ちゃる事とぅか、日本語が中国語(とうくとぅば)ゆ日本読(にふんゆ)み(音読みん訓読みん)さあに日本語風儀んかいしちゃしとぅ同ぬむんやいびいん。
 語音(ぐいん)ぬ話(はなしい)や、先(ま)じえ、措(う)ち、書ち言葉通(とぅう)ち、語彙とぅか言(い)い様(よう)が、んずみてぃ、増(うゎ)あする事、あらわちょおる例(りい)やいびいん。あんしまた、組踊語(くみうどぅいくとぅば)あ、作家(かちゃあ)ぬ出身(んまり)ぬ変わてぃん、いいくる同ぬ様式(かた)し書かっとおいびいん。
 琉球うとおてぃん書ち言葉ぬ様式(かた)あ、うんにいから、きっさ枕風儀(まっくゎふうじい)なてぃどぅ居(をぅ)たい、書ち言葉ぬあたる事お、他所国(ゆすぐに)とぅか民族(みんずく)ぬ話やあいびらん。やいびいくとぅ、今(なま)から書ち言葉すんとぅか、興(うく)する事くるお、何(ぬう)ん難儀(なんじ)な事おあらん筈(はじ)やいびいん。
 横話(ゆくばなし)ないびいしが、開音合音ぬ変わい様し組踊読みいねえ、いいくる、なまぬうちなぐちんかいないびいん。実え、2~3百年(びゃくにん)ぬ間(ゑえだ)なかいや、うちなあぐちえ、あんしゅかあ、変わてえ居らん事ん分(わ)かやびいん。

文:比嘉清


 沖縄語ぬ特徴とぅ復興14

 沖縄が琉球国だった時代に、国(おもろ主取の役職の人々)が琉球各地の神話や古謡を収録して編纂した「おもろさうし」と18世紀以降に玉城張勲らが作った組踊とでは語彙が違います。一見、おなじ言語なのかと思うほどですが、実はおもろの流れが受け継がれています。ただ、語彙は江戸に七回も行き来した玉城張勲は日本語から語を持ち帰り、これを琉球語音(書くのは開音、読みは琉球口語音)に乗せることで、琉球語化しました。
 この現象は、英語がフランス語を英語読みにして英語化した事や、日本語が中国語を日本読み(音読みも訓読みも)して日本語化したのと同じです。
 語音の話は、とりあえず、さておき、書き言葉を実践する事を通して、語彙や語句が飛躍的に増える事の身近な実例です。しかも、組踊語は、作家の出身を問わず、ほぼ同じ様式で書かれています。
 琉球には様式化された書き言葉は既にあったのであり、よそ事の国や民族の事でもありません。ですから、これから書き言葉をするあるいは復興する事自体、何ら難儀な事もない筈なのです。
 余談ですが、開音合音変化のリールで組踊を読むと、殆ど、現代沖縄語になります。実は2~3百年の間に沖縄語はそれほど大きな変化はしていないことにも気づきます。

文:比嘉清






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Last updated  2022年08月14日 16時38分27秒
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