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ゆんたく物語

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2022年09月27日
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沖縄語ぬ特徴とぅ復興16

 話(はな)し言葉(くとぅば)から生(ん)まりたるた書(か)ち言葉あ、後(あと)お「親元(あひゃあ)」から離(はな)ろやあい「独(ちゅ)い歩(あ)っち」し行(い)ちゃびいん。
 書ち言葉ゆしいなちゃる言語(くとぅば)ぬばあや、普段(ふぃいじい)や、あんしゅかあ、ちにちかやびらんしが、例(たとぅ)れえ、ただ、日本語(やまとぅぐち)んでぃいちん、話し言葉とぅ書ち言葉とお、なあめえめえぬ言語んかい、けえなやびいん。「手話」ぬばあん又あんやいびいん。
 書ち言葉あ目(みい)ぬ性(しょう)し視(ん)じゅる言語どぅやびいびいくとぅ、変(か)わゆるばすん、視覚(みいぬしょう)ぬ都合(ちごう)なかい変わてぃいちゃびいん。
 前(めえ)、書ち言葉する事(くとぅ)なかい語彙(くとぅばかじ)ぬ、でえじな増(うゎあ)ちいちゅんでぃち書きちゃびたしが、あんないねえ、なあ、聴覚(みみぬしょう)ぬ事お考(かんげ)えらんてぃん済(し)まびいん。
 特(かわ)てぃ、日本語ぬばあや漢字(かんじ)使(ちか)ゆるくとぅなかい、視覚(みいぬしょう)ぬ都合びけんし語ぬ造(つく)らりいる風儀(ふうじ)やくとぅがやいびいら、「同音異義語(いぬうとぅびちちむええくとぅば)」ぬ増(うゎあ)ち行ちゃびいん。
 「うむる」うとおてえ「大(うふ)」、「世(ゆう)」、「御(ぐ)」んで、よういいふぃ小(ぐゎあ)ぬ漢字どぅ使とおたる琉球語やいびいしが、組踊(くみうどぅい)後(あと)お、漢字ん多(うほう)く使ゆんねえなあに、書ち言葉ぬ独い歩っち始(はじ)みとおたるむぬ、明治(みいじ)ぬ廃藩置県後お、書ち言葉する立場(たちふぁ)ぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)が、いっそうから日本語んかい乗(ぬ)い換(け)えたる為(たみ)なかい、うちなあぐちえ、話し言葉びけんかいけえなてぃちゃあびたん。
 やいびいくとぅ、漢字、組(く)まち語彙ぬ増する事お無(ね)えらんなやびたしが、言葉んでぃせえ、生(い)ち残(ぬく)らんでぃさびいん。
 うちなあぐちえ、漢字組み道んかい行じゃる日本語ぬしい様(よう)やあらな、英語(いんじりいぐち)ねえし、ある語(くとぅば)ゆ別(びち)ぬちむええ、たっ加(くゎ)あち、新語(みいくとぅば)風儀(ふうじい)なさあに、ちむえええ広(ふぃる)ぎゆる道、求(とぅ)めえてぃちゃあびたん。

ちぢちゅん。
文:比嘉清。


​​沖縄語の特徴と復興16

 話し言葉から生まれた書き言葉は、後は「親元」を離れて「独り歩き」します。
 書き言葉を確立した言語の場合は、普段はそれほど自覚はされませんが、例えば、一口に日本語とはいっても、話し言葉と書き言葉では、それぞれが次元を異にする言語になります。手話も次元を異にする言語の一つです。
 書き言葉は視覚言語ですから、その後の変化(動き)は視覚の都合で変化していきます。前回、書き言葉の実践で語彙が著しく増えると書きましたが、もはや、聴覚を気にしなくなるなります。特に日本語の場合は、漢字を使う関係で、視覚の都合だけで語が作らているでしょうか、同音異義語が平気で増えて行きます。
 「おもろ」では「大」、「世」、「御」などほんの一分の漢字しか使わなかった琉球語は、組踊以降は、漢字を多く使うようになり、書き言葉が独り歩きし始めたにもかかわらず、明治の廃藩置県以降は、書き言葉を引っ張るべき人々が挙って日本語に乗り換えていってしまったために、沖縄語は話し言葉中心に移行してしまいました。
 ですから、漢字の組み合わせによる語彙は増えることはありませんでしたが、言葉というものは、如何なる環境の中でも生き延びようとします。
 沖縄語は、漢字組み合わせの道を選んだ日本語方式ではなく、英語のように、既存の語句を転用(既存語に新しい意味を追加する)することで、表現力を広げる道を歩んできました。

つづく
文:比嘉清。

 






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Last updated  2022年09月27日 13時06分19秒
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