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ゆんたく物語

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2022年11月17日
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沖縄語ぬ特徴とぅ復興18

 例(たとぅ)いどぅんせえ、日本語(やまとうぐち)ぬばあや、学校(がっこう)うとおてぃ万葉集んでえぬ古謡(んかしうた)はじみ古文(んかしくとぅば)、習(なら)ちょおいびいん。言語(くとぅば)ぬ変(か)わい様(よう)、分(わ)かゆる事(くとぅ)うい、自(どぅう)なあ達(たあ)ぬ言語ぬ重(んぶ)らあさする肝(ちむ)んかいなら筈(はじ)やいびいん。あんしまた、うちなあんちゅとぅしち、改(あら)たみてぃ思(うむ)ゆる事んないびいん。
 やいびいしが、うちなあんじえ「おもろ」とぅかや組踊(くみをぅどぅい)ゆ教科書(ちょうくゎしゅ)うとおてぃ見(ん)じゅる事お無(ね)えやびらん。
 今(なま)あ話し言葉(くとぅば)びけんやてぃん、うやふじん達ぬ残(ぬく)ちゃる琉球語(るうちゅうくとぅば)とぅ繋(ちな)がとおる事ゆ習(なら)あする事お大切(てえしち)な事やいびいん。書ち言葉あ過去(んかし)とぅ繋がとおる事、悟(さとぅ)らする大切な役(やく)、持(む)っちょおるしいじやいびいん。
 言語ぬ復興(またうくし)、試(くくる)みするばあに、手本(てぃふん)とぅする先(さち)え、多(うふ)されえ多さるさく、ましやいびいん。
 やいびいしが、過去(んかいむん)ぬどぅ手本とぅしち、無(ね)えらんでえならんむのおあいびらに。昔物(んかいむん)ぬんかいや、先人(んかいんちゅ)ぬ言語に対(てえ)思(うみ)い、考(かんげ)ゆ習ゆる事ぬないびいん。昔ん人ぬ息(いいち)までぃ聞(ち)かりいねえ思(うま)ありやびん。
 うちなあぐち、書ち言葉ぬ無(ね)えらな、何時(いち)ぬ間(みい)がやら、んまんかいあたんでぃ言(ゆ)るむぬおあいびらん。さてぃ、表記法(かちいよう)や如何(ちゃあ)すがとぅか考えたい、思い病(やみ)しん済(し)まびいしが、うんなばあや、昔物、とぅんけえてぃ見(ん)じゅしどぅましやいびいる。過去んかいや昔人ぬ纏(まじ)でえる宝(たから)ぬ山(やまぬ)ぬあいびいん。現在(なま)ぬ言語ゆ横(ゆく)とぅしいねえ、過去ぬ言語あ縦(ちゃてぃ)やびいん。縦とぅ横、組(ぐう)なちどぅ、ちゃんとぅそおる継承(ちじいよう)んかないびいる。

 県(きん)の統計(とぅうちい)にういねえ、うちなあぐちゆ話(あ)びたい、解(わ)かたいする人(ちゅ)お、年々、減(ふぃ)なとおいびいん。うちなあぐちぬ廃(したり)たる原因(わき)え、日本語(やまとぅぐち)とぅ入(い)り替(け)えたるたみやいびいしが、あちらん復興ならん理由(わき)え又(また)、別(びち)やいびいん。
 うちなあぐちゆむとぅうち、使(ちか)てぃ行(い)ちゅるたみねえ、如何(ちゃ)ぬ様(ゆう)なしい様(よう)(継承、教育)なかし、すしえましやがんでぃぬ事、念(にん)入(い)りてぃ、考(かんげ)えらんでえならん段(だ)ぬんかい、来(ち)ょおいんびん。

ちぢちゅん
筆:比嘉清


沖縄語の特徴と復興18

 例えば、日本語の場合、学校で万葉集などの古謡はじめ古文を教えています。言語の変化を知る上でも、自らの言語の歴史的重みを感じることになります。ひいては、アイデンティティーの自覚を抱かせることにもなります。
 しかし、沖縄では「おもろ」や組踊の台本が教科書でみることはありません。
 現代は話し言葉が主であるにしても、先人が残した琉球語との繋がりを教える事は大切なことです。書き言葉は過去との繋がりを自覚するでも大切な役割を担うのです。
 言語の復興を試みる上で、学ぶ先は確かに多い方が多いに越したことはありません。
 だが、過去こそ学ぶ対象としてかかせないものはないでしょう。過去には先人の言語にたいする姿勢を学び取ることができます。息遣いさえ感じることができます。
 うちなあぐちは、書き言葉を持たず、気か付いてみたらそこにあったというものではありません。さて、表記法をどうしようか等と考えたり議論したりするのも結構ですが、過去を振り返る必要があるのです。過去には先人たちが築いた宝の山があります。現在の言語を横とするなら、過去の言語は縦です。縦と横の組み合わせこそしっかりした継承に繋がるのです。

 県の統計によれば、沖縄語を話せるあるいは理解できる人は年々減少しています。沖縄語が廃れた原因は、日本語と入れ替わったためですが、容易に復興できない理由はべつにあります。
 沖縄語を持続的に安定的に使えるようにするのは、どういう方法(継承、教育)が良いのかを真剣に検討すべき時期にあります。

つづく
筆:比嘉清






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Last updated  2022年11月17日 14時06分04秒
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