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ゆんたく物語

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2022年12月22日
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沖縄語ぬ特徴とぅ復興19

 「おもろ」とぅか組踊(くみをどぅい)んでえや、昔人(んかしんちゅ)ぬ書(か)ち残(ぬく)ち呉(くぃ)てえる大切(てえしち)な言語(くとぅば)やいびいん。うん如(ぐと)おるうや、今(なま)ぬうちなあぐちとお別(びち)えあらなく、一本(いっぷん)ぬ糸(いいちゅう)し、繋(ちな)がっとおる実(じゅん)にぬうちなあぐち(また琉球語)どぅやい、一(てぃい)ちやんでぃぬ感考(かんげ)えする事(くと)んまた大切な事(くとぅ)やいびいん。
 うちなあぐちゆ再興(またうく)しする為(たみ)ねえ、今(なま)ちきてぃ、ちゃっさきいなあぬしょううちなあぐちさあぬ居(をぅ)んでぃ言(い)ちゃんてえまん、大概(てえげえ)や日本語(やまとぅぐち)さあにどぅ暮(く)らし方(がた)んそおる事んあやあに、うぬ使(ちけ)え様(よう)や、いふぃえ日本語風儀(やまとぅふうじい)んかいけえなとおる事お、いいくる知(し)らっとおる事やいびいん。(我にんあんやいびいしが)。
 ティリビうとおてぃぬうちなあぐち使てぃぬ「話物語(はなしむぬがい)」ん日本語ぬ直訳(ちゅくやく)風儀また日本的風儀ぬ言い様ぬまんどおる有(あ)り様(さま)やいびいん。
 なまぬ有り様し、話し言葉びけんなかいうちなあぐちゆ継(ち)じ行(い)ちいねえ、如何(ちゃ)ぬ風儀(ふうじい)ぬうちなあぐちぬ形(かたち)んかいがなてぃ行(い)ちゅるむぬやいびいら。
 継ち行ちゅる為(たみぬ巡(みぐい)や、けえてえ、よおんなあ、時間(じかん)かきてぃしん、失(うしな)ゆるむぬやか、得(とぅく)するむぬがる勝(まさ)ゆる筈(はじ)んでぃぬ段(だ)ぬんかい来(ち)ょおいびん。
 今迄(なままでぃ)、言語継承する為ねえ、いちゃっさ、書ち言葉が大切やがんでぃ言る事ゆ書ちちゃあびたしが、なあうぬ書ち言葉、頼がきゆる段ぬんかいあくとぅやいびいん。

 話し言葉が耳(みみ)ぬ感覚(しょう)ぬ言語どぅやいびいしが、書ち言葉あ、目(みい)ぬ感覚(しょう)ぬ言語やいびいん。聴覚(みみぬしょう)ぬ言語あ聴覚ぬ取(とぅ)い受(う)きる限(かじ)ろどぅ分(わ)かやびいしが、視覚(みいぬしょう)ぬ言語あ、またなあふぃん、解(わ)かゆる幅(はばぬ、でえじな広(ふぃる)がてぃ行ちゅるむぬやいびいん。うりん日本語はじみいいくるぬうふ言語見(ん)じいねえ、分かゆる事やいびいん。
 話し言葉とぅかただぬ「しまくとぅば(なあめえめえぬシマ語ぬ事がやいびいら?)」ぬ感覚(しょう)しえ、「方言ぎさあ」やんでぃ思(うま)ありゆい、うぬ先(さち)んかや何(ぬう)ぬがあいびいら。
 うちなあぐち継承なあ書ち言葉、中心(なかじん)とぅする事にゆてぃ、言葉数(くとぅばかじ)びけのおあらん、継承する力までぃん、んずみてぃ強(ちゅう)まゆのおあいびらに。
 当(あ)たい前(めえ)ぬ事(くとぅ)、昔物(んかしむん)とぅぬ組(ぐう)成(な)しみてぃ、縦横(たてぃゆく)ん頑丈(がんじゅう)らち行かんでえならん事ん忘(わし)りてえないびらん。


筆:比嘉清

沖縄語の特徴と復興19

 「おもろ」や組踊などは先人たちの残した言語活動の貴重な所産です。これらは、現代沖縄語と別物なのではなく、一本の糸で繋がれたれきとした沖縄語(琉球語か)であり、一体であるという感覚を持つことも重要です。

 沖縄語の復興には、まだ、かなりの話者が居るとしても、多くは日本語で生活していることもあって、言い回し語彙も日本語的になっているのは否めなめません。(私自身)もその一人ですが)。
 テレビで放映される沖縄語による「物語」も日本語からの直訳調また日本的言い回しがかなりある状況です。
 こうした状況の中で、話し言葉に偏重した継承の結果がどういう形としてなっていくのでしょうか。
 継承の取り組みは、むしろ、じっくり、時間をかけても、失うものより、得るものの方が多い段階にあります。この間、言語の継承にとって、いかに書き言葉が重要であるかを書いてきましたが、書き言葉に頼る段階にあるからです。
 話し言葉が耳の感覚(聴覚)言語であるのに対し、書き言葉は言うまでもなく、目の感覚(視覚)言語です。聴覚による言語の理解は、聴覚の及ぶ範囲に限られますが、視覚による言語はそれに加えて、理解できる範囲が飛躍的に広がります。このことは日本語はじめ主な言語を例にとれば分かります。
 話し言葉や単なる「しまくとぅば(それぞれの地域語のことでしょうか)」の感覚は「方言感覚」の範疇でしかなく、その先がはどう描かれているのでしょうか。

 継承を書き言葉中心にシフトすることによって、沖縄語の将来は、語彙的発展と進化は言うまでもなく、継承力が飛躍的に高まるでしょう。もちろん、過去との組み合わせて立体化することも忘れてはならないでしょう。

筆:比嘉清





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Last updated  2022年12月22日 13時27分05秒
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