沖縄語ぬ特徴とぅ復興21(琉球語音と琉球音階・独立語としての体裁)
なままでぃ、うちなあぐちぬ形(かたち)とぅ復興(またうくし)にちいてぃ、色々(いるいる)に、書(か)ち来(ち)ゃあびたしが、くぬまあどお、うちなあぐちぬ一番(いちばん)ぬ性質(しょうしち)やる琉球語音(るうちゅうぐいん)にちいてぃ書ちんだなんでぃ思(うむ)とおいびいん。
廃藩置県(はいばんちきん)後(あと)お、書ち言葉(くとぅば)ぬ途絶(とぅでえ)てぃ、いいくる、話(はな)し言葉専(むっぱ)らんかいけえなやあに、いちゃっさきいぬ語彙(くとぅば)ぬ長呼(ながあ)びい風儀(ふうじい)んかい、けえ成(な)てぃ来ゃる事(くとぅ)書ち来ゃあびたしが、うぬゆうな話し言葉ぬ形や独立語(どぅうたちくとぅば)とぅしちぬ性質とぅ成いるむのおあいびらん。
琉球音階(うんけえ)(沖縄本島)ぬ枕(まっくゎ)あド、ミ、ファ、ソ、シ、ド(レとぅラが欠ぎゆん)からなとおいびいん。ドミファソシド、ドシソファミドんでぃち、叫(あ)びゆるうっぴし、琉球民謡(ふぁあうた)風儀(ふうじい)し聞(ち)かりいる人(ちゅ)ん居(をぅ)ら筈(はじ)やいびいん。
日本語(やまとぅぐち)ぬ「あいうえお」ゆ「あいういう」んでぃち叫びいねえ、ちなあぐち風儀し心地(くくち)する人ん居ら筈やいびいん。うんな有様(ありさま)あ、まあまでぃん、日本語から琉球語んかい置(う)ち換(け)えゆるばすに表(あら)わりゆる性質どぅやる、あんしいねえ、うちなあぐちえ三母音(さんぶいん)びけえどぅやるんでぃゆる事おあいびらん。*根(にい)から、三母音からなとおたる言語(くとぅば)んかい五母音(日本語)ぬ覆(うす)い重(かさ)なてぃちゃる為(たみ)なかい、あんけえ成たるむぬがややらあ、解(わ)かやびらん。
くぬゆうな特(か)わとおる琉球語音(音ぬ癖)ぬどぅ、うちなあぐちが独立言語とぃしち叫(あ)びゆる事ぬいる一番ぬむぬやびいん。なあ言語言語(くとぅばくとぅば)や、必(かん)なじ、いちいち、独自(どぅうくる)ぬ音ぬ癖持(む)っちょおいびん。
例(たとぅ)れえ、漢字(かんじ)や中国文字やてぃん日本(にふん、にっぷん)んじえ音読(うんゆ)みん訓読(くんゆ)みん、必じ、日本語音(にふんぐいん)なかい読まりやびいん。50(ぐじゅう)%やフランス語彙(くとぅば)やんでぃ、さっとおる英語彙(いんじりいくとぅば)ん英語圏(いんじりいまじり)うとおてえ英語読(いんじりいゆ)みさりやびいん。
琉球語音んかい対する考(かんげ)え様(よう)とぅうぬ扱(あちけ)え様や琉球語が独立語どぅやみ、あらんでえ日本語ぬただぬ方言どぅやみんでぃぬ事んかい響(ふぃび)ちゃびいん。また、復興ぬしい様んかいん響ちゅるむぬやいびいん。
だた、破裂音(はりちうん)とぅかぬ事お、みいみいくじい、叫びやあ叫びやさりやびいしが、肝要(かんぬう)な琉球語韻にちいてぃぬ議論(はなしい)や、いいくるさってえ居いびらん。くりん、方言考え、押(う)しい付(ち)きらってぃちゃる歴史(りちし)ぬ後遺症(きじあとぅ)がやびいら。
筆:比嘉清
沖縄語の特徴と復興21(琉球語音と琉球音階・独立語としての体裁)
これまで、沖縄語の特徴とその復興について、色々と書いて来ましたが、今回は沖縄語を最大の特徴である琉球語音にふれてみたいと思います。廃藩置県以降は、書き言葉が途絶え、話し言葉中心になり、多くの語彙が話し言葉特有である長呼化してきたことはを書きましたが、そうした話し言葉が持つ特徴は独立語としての特徴とはなりえません。
琉球音階(沖縄本島)の基本はド、ミ、ファ、ソ、シ、ド(レとラが脱落)からなります。ドミファソシド、ドシソファミドと口遊むだけで、琉球民謡のように聞こえる人もいるかもしれません。
日本語の「あいうえお」を「あいういう」と発声したら、沖縄語のような感じを抱く人もいるかもしれません。これはあくまで日本語から琉球語の変換する際に表れる特徴で、沖縄語が三母音しかないといことではありません。(元々、三母音を特徴とする言語に五母音が被さってきたためにそうなったのかは解かりません。)
このような音韻的癖(琉球語音)こそ、沖縄語が独立言語として主張しえる大きな要素です。各言語はそれぞれが独自の音の癖を持っています。例えば、漢字は中国文字でも日本では音読みも訓読みも日本語音で読まれます。50%はフランス語彙だとされる英語彙も英語圏では英語読みされます。
琉球語音に対する認識とその取り扱い方が琉球語が独立語なのか、あるいは単に日本語の一地方語なのかの判断に影響するでしょう。ひいては、復興のあり方を左右するものであるといっても過言ではありません。
だた、破裂音については事細かく議論されるものの、肝心の琉球語韻にかんする議論は、殆どなされてないのが現状です。これも方言意識を植え付けられてきた歴史の後遺症なのでしょうか。
筆:比嘉清