コロナ世ん明きてぃ
コロナ世(ゆう)や収(うさ)まとおんでぃぬ扱(あち)けえやいびいしが、当(あ)たい前(めえ)ぬ事(くとぅ)、ある日(ふぃい)、境(さあけえ)とぅしち、収まいんでぃぬ事おあいびらん。
やいびいしが、人(ちゅ)てぃらむぬお、先(ま)じえ、切(ち)り端(ふぁ)作(つく)らんでえ、肝(ちむふぃ)がんむぬやら筈(はじ)やいびいくとぅ、良(い)い事おあいびらに。
くぬ四年(ゆにん)が間(ゑえだ)んなかい、あまくま、旅(たび)んしい欲(ぶ)しゃ、あいびいたしが、胴保(どぅうたぶい)ん、銭貯(じんたぶ)いなたんでぃ、思(うみ)れえ済(し)みいすいがすら。
ワクチンぬん、五回(けん)なあん、打(う)っち、また六回分ぬ案内(あんねえ)ん、来(ち)ょおいびいん。
何(ぬう)やらわん、嬉(うり)っさ、嬉(うり)っさ。
琉歌1
コロナ世(ゆ)ん明(あ)きてぃ
遊(あし)ばりんとぅ思(み)ば
嬉(うり)しさや勝(まさ)てぃ
気張(ちば)らでむぬ
琉歌2
コロナ籠(ぐ)まい、はごお(歯痒)
銭(じん)貯(たぶ)てぃ何(ぬ)すが
胴(どぅ)保(たぶ)いぬ上辺(わあば)
飛(とぅ)び鳥(とぅい)ならな (一字余)
筆:比嘉清
コロナ時代も終わり
コロナも収まったとの扱いになったようですが、当前、ある日を境に収まるというものではありません。
ですが、人間たるものは、先ずは、物事にけじめを付けなければ、気が済まない性分ですの、それ自体は良い事でしょうか。
この四年間に、色んなところへ旅行もしたいと思っていましたが、体を休め、金を節約したと思えばよいのかどうか。
ワクチンも五回も打ち、さらに六回目の案内も来ています。
何はともあれ、嬉しいかぎり、
琉歌訳
コロナ時代も終わり
自由になれると思えば
嬉しさが増し
やる気もまんまんと
琉歌訳
コロナで家籠りは気持ち悪い
お金を節約して何になる
身体を惜しむのは余計事
飛ぶ鳥になりたい
筆:比嘉清