ゆんたく物語

あきよ！ワクチンよ！

　やっとぅかっとぅ、新コロナんかい、けえ罹（か）かやびたん。去（ん）じゃる九月（くんぐゎち）ぬ初（はじ）みまんぐる話（はなしい）でえびる。
　五月（ぐんぐゎち）ぬ下（しむ）まんぐるんじ、六回目（むけんみい）ぬワクチン打（う）っちゃるむぬやいびいしが、たった、三月（みちち）余（あま）いなかい、罹たるしいじやいびいん。
　六回なあん、ワクチン打っちょおくとぅ、如何（ちゃあ）ん無（ね）えんがあらんでぃ、思（うむ）とおいびいたいしが、実（じゅん）に熱（にち）ん３８．５度（どぅ）なんん出（ん）じてぃ、さっくいん、すい、鼻（はな）ん放（ふぃ）やびたん。また物（むぬ）んまあくん無いえらな、いいくる、あんまさそおいびいたん。
　病院（びょういん）んじ、医者（いしゃ）から、薬（くすい）ん４（ゆう）ちなあん持（む）たさってぃ、三日（みっちゃ）びけえや、口（くち）いっぺえ、薬臭（くすいかじゃ）そおいびいたん。薬飲（ぬ）だある詮（し）ぬん、あやい、四日目からあ、ましなやあに、物ん食（か）まりいんんねえなやびたん。
　うぬ三～四日後（あとぅ）に、市から7回（ななけん）目ぬワクチンぬ案内（あんねえ）ぬ来（ち）ょおいたん。
　あんし、市んかい、「今（なま）あコロナ罹かてぃ直（ちゃあき）どぅやくとぅ、三月後びけんじ、打ちん済（し）まびいみ」んでぃ、問（とぅう）やびたれえ、「あんしん済むん」んでぃぬ返事（ふぃじ）やびいたん。

筆：比嘉清

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ああ！ワクチンよ！

　やっと、ついに新コロナに罹かかってしまいました。去る九月の初めごろのことです。
　五月の下旬に六回目のワクチン打ったのですが、たった三か月余で感染した次第です。
　六回もワクチンを打ったのだから、大丈夫だろうと思っていたのですが、マジで熱も３８．５度も出て、咳は激しく、くしゃみのひどいものでした。また食事も美味しくなく、きつい状態でした。
　病院で医者から、薬を四種も処方されて、三日ぐらいは、口中、薬の臭がしていました。薬の効き目があったらしく、四日目からは、よくなり、食事澪ちゃんととれるようになりました。
　そうこうするうちに、三～四日後、市から7回目のワクチンの案内書が送られてきました。
　そこで、市に「コロナの感染した間もないので、三月後に受けてもよいですか」と訊いたところ、「それで結構です」という返事でした。

筆：比嘉清