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カテゴリ:読書感想文
土日の京浜東北線は待ち時間が長くて、あまりにヒマだったところにキヨスクに日経マネー10月号があるのを発見してヒマつぶしに買ってみました。
思えば、先月も喫茶店で読む本がないかと思い買ったのがZAI9月号で、その月の記事であった株主優待の特集よりは今月号のほうがまだ面白かったです。 興味を引いたのは以下の2つの記事。 (1) 塩漬け投信の見直し (2) いまどき上がる株 (1)については、リーマンショック前に退職金やれ預貯金をかき集めて買った投信が気が付くと数百万以上元本割れをおこした一般投資家が多くいて、この投信をこれからどう見直していくべきか、が書かれていました。振り返ると私の父親もピクテの海外リートや欧米の公共財に投資するファンドなど配当金重視ファンドを買っていましたが、ここ数年の円高進行により大幅な元本割れでまさに塩漬け状態に陥っているわけです。 投信については以前私の調べたことがあって、アクティブ投信は長期的にはインデックスに勝てないという自分なりの結論に至ったわけですが、父にはうまくそれを説明することができなったですし、配当金をもらって喜んでいる気分を害するのもどうかと思っていたわけで、極端に反対するところまでは至りませんでした。 これに以外にも某証券会社から個別銘柄の売買勧誘を鵜呑みにして大損ぶっこいて「もう株なんか買わん!おれの前で株の話はするな」と今は某電鉄株の配当だけで十分満足しているようです。 この本では投信の見直しのために、シャープレシオやリターンの低い投信に乗り換えさせることを提言しているわけですが、そもそも自分の買った投信の管理ができないヒトにどんな投信を勧めてもうまくいかないのではないですか、と。塩漬け投信をどうするかって、自分のやってきた過ちを授業料と割り切ってすべて損切りして普通預金に預ければいいんですって。 ギャンブル依存症の兆候に、ギャンブルで損したカネをギャンブルで取り返したくなる、というものがあります。これまで汗水働いて稼いだ大切な貯金や退職金をドブに捨てさせるような行為を助長するような記事はちょっといただけないなあと。投信を買うという行為に必要な事前の心構えとかほかに書くことがあるでしょ思いました。 (2)については面白いですね、これから上がる株ということでコスモス薬品やれトリドールやれ個人投資家に人気のある株が取り上げられています。ということは、これら業態の好調な銘柄はそろそろ天井・・・ということなのでしょうかねえ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.25 22:53:00
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