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松下の食器洗い乾燥機で発火 約15万台を回収へ
松下電器産業は31日、同社製の卓上型食器洗い乾燥機から発火する事故が全国で4件発生したと発表した。けが人はなかったが、うち1件では冷蔵庫や台所の棚を焼いたという。松下は事故防止のため、発火の恐れのある約15万8000台を対象に無料で部品交換する。同社は昨年、石油温風器事故で大規模な製品回収を行ったばかり。 松下電器産業の発火事故を起こしたものと同型の卓上型食器洗い乾燥機(左)とファンモーター周辺部に同じ材質を使った機種 部品交換の対象は、平成13年5月から16年3月にかけて製造した「NP-40SX1」「NP-40SX2」の2機種約15万8000台。このうち約800台は大阪ガスと東京ガス向けに製造、販売したものという。 事故は昨年10月から今年7月にかけて福井、和歌山、東京、愛知の4都県で発生。今年7月に起きた福井県の事故で冷蔵庫などを焼いた。 松下によると、食器乾燥時に温風を送り込むために動かすファンモーター付近が発火元とみられる。食器を洗う際に使う洗浄液の一部が、ファンモーターの中のコイルを留める外枠に付着してコイルにしみこみ、さらにコイルに傷があった場合、電流が流れて火花が飛び、まれに発火する恐れがあるという。 同社は1日に新聞広告を出し、販売店などで対象機種の部品交換を無料で行うほか、フリーダイヤル((電)0120・871・227)で24時間問い合わせに答える。また、大阪ガス、東京ガスでも対応するという。 松下では昨年、10人が死傷したFF(強制給排気)式石油温風器の一酸化炭素中毒事故が発覚。対象機種15万台以上を回収し、対策費として約250億円かかっている。今回の食洗機回収の対策費は「まだ試算できていない」としているが、数十億円の費用は避けられないとみられる。 なんかやたらと多いですねぇ ★ 産業総合(新事業・新商品など)ニュース ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月01日 00時01分59秒
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