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PS3、日本で先行発売 初回出荷8万台か、一部混乱も
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新しい家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」が11日朝、世界に先駆けて日本全国で発売された。各地で購入客が前夜から家電量販店に詰めかけたが、初回出荷は8万台程度にとどまった模様で、瞬く間に売り切れ、一部で混乱も見られた。 量販店では、発売前から長い列ができた 東京都千代田区の「ビックカメラ有楽町店」では、午前5時半ごろ発売を待つファンらが1000人を超え、販売受け付けを打ち切った。割り込もうとする客と店員が口論になる場面もあった。午前7時の発売を祝うイベントでは、SCEの久多良木(くたらぎ)健社長が「次世代のエンターテインメントを思う存分楽しんでほしい」と呼び掛けた。 プレイステーション3を手に大喜び。早朝から並んだ購入者の中には外国人の姿も多く見られた PS3は、大ヒットしたPS2を上回る高精細の映像を出力したり、インターネットから大容量のデータを取り込んだりできる点が特徴。2機種あり、安い型は税込み希望小売価格4万9980円。高い型はオープン価格だが、店頭では6万円程度だ。ネットオークションでは発売前から「購入権」が数万円で売買されるなど人気が過熱気味。この日の店頭でも転売目的の客が見られた。 SCEは今年度、PS3を世界で600万台出荷し、うち400万台を年末商戦に投入する予定だった。だが、搭載する次世代DVD「ブルーレイ・ディスク(BD)」再生機の部品生産が遅れ、年内出荷は半減。うち国内は100万~120万台にとどまる見通しで、品薄状態が当分続きそうだ。米国では17日の発売だが、欧州は来年3月に延期された。 PS3はソニーグループの業績に大きな影響を与える最重要製品。ライバルの任天堂は12月2日に次世代機「Wii(ウィー)」を発売する予定で、激しい競争が展開されそうだ。 ゲーム業界戦争が熱い! ★ 産業総合(新事業・新商品など)ニュース ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月11日 13時06分40秒
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