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テーマ:ニュース(99487)
カテゴリ:戦争(紛争・テロ)
英首相のアルジャジーラインタビュー、波紋呼ぶ
ブレア英首相は18日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラのインタビューで、イラク開戦を「大惨事」と認めたと解釈できる反応をした。アルジャジーラの英語チャンネル開設記念のインタビューだったが、ベテランテレビジャーナリストのデビッド・フロスト氏が示したイラク情勢に関する見解に、首相は同調するような一言を述べたという。通信社プレス・アソシエーション(PA)によると、英首相府は“認めた”と解釈するのは誤解であり、陰湿だと猛反発している。 アルジャジーラのインタビューで語るブレア英首相 インタビュアーのフロスト氏は、西側諸国のイラク介入が「今までのところ大惨事」ではないかと質問。首相はこれを受けて、「そうだが、わたしはイラク政策が困難な理由について語っておきたい。(イスラム教)スンニ派武装勢力とつながりを持つアルカイダが一方にあり、イランが支援するシーア派民兵がもう一方にあるなか、手の込んだ戦略で、少数派の意思が多数派の意思に取って代わる状況が生まれている」と発言した。 野党議員らは、首相が遂に中東政策の失敗を遂に認めたことを裏付る発言との認識を表明。また、18日付の英国各紙は一面トップで首相発言を報道し、高級朝刊紙デーリー・テレグラフは「イラク進攻は大惨事 首相がアラブ系テレビで認める」との見出しを掲げた。 野党・自由民主党のキャンベル党首はPAに対し、「イラク開戦の決定が重大な誤りだったことを、首相は遂に認めようとしている。戦略の失敗が非常に明確になっているのだから、それ以外の対応はほぼあり得ない。首相が大惨事だと認めるなら、誤った目論見を示された議会や国民に謝罪するべきだ」と述べた。 一方の首相府報道官はBBCに対し、首相がイラク情勢の悪化を大惨事と認識していないと明言。報道官は、首相が今回のインタビューで自身の見解を説明する前、「礼儀正しい方法で」質問を確認したに過ぎないと述べ、「これを何らかの承認と受け取るのは全く陰湿だ」と語った。 いかにも発言が軽率ですね・・・ ★ 戦争・テロ・紛争 ニュース ★ ★ 国際問題(国際情勢、国際関係) ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月19日 20時22分56秒
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