ビショップ救出! - ツバル
わたしは金曜の便でツバルを離れましたが、同行の方々は木曜夜から漁船をチャーターし、バイツプという離島へ向かいました。20メートル足らずの小さい漁船、しかも数日前から東風が強まりうねりも出ています。先日のヌクフェタウ島行きで船酔い体質を露呈したIさん。荒れる海での一晩がかりの航海を前に大きな体をちじこめて不安そう。そこでばいりまん、「船酔いには胃薬とコーラが効くよ~」とアドバイス。Iさん、いそいそとコーラを買い込んでおりました。 ま、気の持ちようですからね。たった7人乗りの漁船ですが、離島へのフェリーはたまにしかないので乗せてくれという希望者が多数。しかもバイツプからの帰路、遠回りして先日行ったヌクフェタウ島にも立ち寄ることに。ヌクフェタウ島といえば、例の取り残されたパプアニューギニアのビショップ。島の防災無線を使って船が行くことを伝えて。。。 無事救出!ニューギニアの四方がジャングルの山の中の村に暮らすビショップには孤島での生活はかなり堪えたようです。さて昨日の金属体ですが、その正体は。 病院用の焼却炉。燃焼室が二重でダイオキシンの発生が少ないもの。でも使われていません。日本のお金を使って、WHOが太平洋の各国に配ったオーストラリア製。でもやりっぱなし。もらったほうも、自分たちでは設置ができない、運転も面倒。で、5年以上前にもらったけどツバルでは使っていない。同じものがバヌアツでも埃をかぶっているのを見ました。国連ってえらそうだけど、やってることはたいしたことない、ってゆうか、めちゃくちゃ官僚的で縦割りでやりっぱなしなダメなヤツが大多数。そこになんにも考えずに金出してる国もどうかと思うけど。そもそも1万人の国、どんだけゴミを焼いたって、発生するダイオキシンなんて世界全体の何千兆分の1。二重燃焼室なんてめんどくさいものが必要なのか?ツバルに関して言えばダイオキシンの環境負荷はそのままゴミを捨てるよりずっと小さいんですけど。 フナフチの道路沿い、ところどころ民家の庭先にこんなアイスボックスが。 木にはかりが下がっているのがポイント。何かと思ったら魚屋でした。魚の種類を問わず、1キロ3ドルとかで売られてます。なので、鯛みたいな魚は早く売れ、ウマヅラとか不人気な魚ばかりが最後に残るとか。みんなバケツを持ってバイクで買いに来ます。