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テーマ:ヨーロッパ旅行(4187)
カテゴリ:ヨーロッパ
この日予約がしてあるホテルは、山間の小さな小さな
村にある。 本当に小さな村で、教会が一軒、ホテルが一軒、 民家が10軒ほど、あとは牛がごろごろ。 (一番上の写真の中央、白い壁の建物がホテル) そこよりも若干大きな村からぐねぐね道をさらに 上がっていくと小さな村にたどり着く。 なぜここのホテルにしたかというと、たまたま スイスの関連サイトをサーフィンしていたら、このホテルの HPにたどり着いた。 こんな小さな村の中にあるとは知らずに問い合わせたら 翌日には返事をくれたので、すぐに決めてしまった。 で、行ってみてびっくり。 こんなところとは。 でも、田舎大好きの私たちは一目で気に入ってしまった。 部屋も角部屋で窓も大きい、一番いい部屋を用意してくれて あった。 ベランダに出ると、スイスの雄大な景色が一望。 私は荷物を解いて、ダンナはビールをベランダで飲む。 大きな窓を全開にしておくと、心地よい風が吹き込む。 いつのまにやら居眠りをしてしまっていた。zzzzzzz・・・・・ ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 「ん?」 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 「なんやの?」 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 「げっ!!ハエの大群や!」 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 「ちょっと~ぉ、窓閉めて~ぇ」 「ハエがいっぱい入ってくる~ぅ!」 バシッ、バシッ、バシッ。 「叩いてぶっ殺して~ぇ!」 バシッ、バシッ、バシッ。 バシッ、バシッ、バシッ。 「キリないで~」 バシッ、バシッ、バシッ。 バシッ、バシッ、バシッ。 「すげ~、ハエの死体がこんなにっ!」バシッ、バシッ、バシッ。 バシッ、バシッ、バシッ。 こんな小さな村には他のレストランなど当然ないので ホテルのレストランで食べる。 昨日からの蒸し暑さは続いていて、レストランの窓は 開けられている。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。ぶ~~~~ん、ぶ~~~ん。 当然、ハエは入り放題。 各テーブルの上にはピラミッド型のはえとり紙がおかれている。 その罠にまんまとはまったアホハエ数匹は、ネバネバの紙の 上でもがいている。 部屋でハエとの戦いにつかれた私たちは、料理が出てくるまで 無言でネバネバ紙の上でもがく瀕死のハエを見つめる。 出てきた料理には待ってましたとばかりにハエが群がるので めちゃくちゃ早く食べてしまった。 「しかし、なんでこんなにハエが多いの?」 「牛がおるからやない?」 「牛がおるとハエが多いの?」 「うんこするでな」 「ってことは、こいつらは牛のうんこ経由?」 「そやろ」 「さっき食べた肉にも止まったよ」 「きたね~」 ・・・ 再び無言。 せっかく大きな窓があって、開けて寝たらぐっすり寝れる だろうに、奴らのおかげで窓は閉めたまま。 むんむんした空気の中で今夜も寝なければなりゃない。 ありゃりゃん・・・ つづくかね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月30日 14時27分21秒
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