さとがえり 7
日本で過ごす最後の日。寝ている夫を置いて、早朝一人で築地へ繰り出す。まぁ、これは明日帰る時用の下見。いつもアメリカに帰る朝は築地に行って、アメリカに持って帰るものを買い込む。←魚貝類は持ち込みOKざんす早朝の築地市場一日のうちで一番活気がある時間帯。この時間に市場内の、どんぶり屋やおすし屋に行くと新鮮なネタを食べる事ができる。なるべく早く行かないと、たちまち行列ができてしまって待つはめになる。電動ノコでマグロを解体中冷凍のマグロは、こうやって電動ノコで解体される。んで、この冷凍されている状態のサクを買うのさ。やはり業務用に冷凍されたマグロは、自分ちの冷蔵庫で冷凍されたものとは雲泥の差で、結構長持ちしてくれる。活き松葉ガニ(越前ガニ)やっぱ市場はかなり安いざんす。築地ではないが、函館の市場で見た活きタラバガニが、地元のデパ地下で売られていた冷凍タラバの1/4以下の値段で売られていた。やっぱ買うなら市場さっ!その他の魚貝類ああ~、築地が近くにあったらどんなに幸せか...どんな魚貝類を買っても、迷わずお刺身で生で食べられる。こっちのスーパーの魚はまず無理。何も知らず、渡米当初スーパーで買ったマグロをお刺身にして食べたところ、友人にチャレンジャーと言われた。今から思えば、かなり無謀な事をしたと思うさ。築地で魚貝類を買って持って帰るには、発泡スチロールの箱が必要。お店によっては親切に箱(使いまわしだけど)を用意してくれるが、親切でないお店は外で勝手に箱を取って来いと言われる。んで、これがその外の発泡スチロールの山。これは、皆さぁん ここの箱を使ってね~♪ と親切で置いてあるのではない。ただのゴミの山! 横にはショベルカー(?)が待機していて、ガーバキバキッと潰しゴミ箱へ捨ててくれる。このショベルカーの隙をぬって欲しい箱をとって行けってこと。欲しいサイズの箱を探すのも大変だが、その中でも汚れてなくて、オマケにちゃんと合うフタがついている箱を探すのは結構至難のワザである。じっくりじっくり選んでいると、横からショベルカーが無残にも潰して行ってくれるしぃ...ところで、京都の八坂神社で買ったお守り“勝守”の効能。銀座の“一等がこの売り場から出ましたっ!!!”と言う宝くじ売り場で1枚200円のスクラッチを5枚買う。5,000円の当たりっ!!! 利益4,000円築地の宝くじ売り場で5,000円を受取る時、またまたスクラッチを5枚買う。200円の当たりっ!!! ←まぁ、これはどの束にも必ず入っている、お約束の当たり券かも この時点で利益3,200円同じく築地の宝くじ売り場で、当たった200円でスクラッチ(1枚)を買う。1,000円当たるっ!!! この時点でこれ以上買うのをやめる。 1,000円の出費なんで、5,200円の利益っ!!!!今までずぅっとクジ運のなかった私から見れば奇跡に近い当たりよう!!! これもきっと引き寄せ(引き付けではないことが日本に帰って判明)と“勝守”のおかげさぁ~♪ たらりららぁ~♪すぐそばにある湊(だっけ?)神社に、お礼参りに行く。そういえば八坂神社と言えば、大昔仕事でロクなことがなかった時、厄払いをしてもらいに行った。その「八坂神社で厄払い作戦」を会社で話していると、課長が耳元で囁く「京都イイねぇ~。泊付きで一緒に行かない?」私「でも私のは厄払いだから楽しくないですよぉ」課長「うん、それでもいいよぉ。僕も一緒に行きたいなぁ~」私「厄払いが終わった時、課長が消えていたりして...」それ以降、課長の風当たりが強かったのは言うまでもない...