せいほ もんだい
小マダムからメールが。ずいぶん連絡がないけどどーしたの? と。ずいぶんってアータ、先週話したばかりやん。そんな毎週毎週連絡とらんでも... と思ってたらTELが。結局来週会うかも(もしかして次回はチェリー狩り?)雨の日と週末以外は続けているチャリ。薄暗い中、急に飛び出したものにぶつかりそうになる。それは鹿。車と鹿がぶつかる事故はよくある。んが、チャリと鹿? 絶対チャリの私の方の被害が大きいね。飛び出したらあかんで。ところで日本の生保不正受給問題、先週のWSJにも載ってましたがな。ネットだと写真つきかぁ。もう世界中が見てるさ。まぁねぇ、もらえるもんはもらっとけって小汚い根性してるよな。が、この家族の言い分の「許可出した市役所が悪い」はちと考えさせられるさ。ある意味言い得ているしなぁ。役所が許可しなければ受給できないわけだしぃ。こっちの税金にはEIC(Earned Incoem Credit)っつーのがあって、まぁ低所得者控除っつーやつ。状況次第で最大$6,000弱もらえるわけよ。で、クライアントの状況を聞きながらこりゃぁ絶対もらえないってのがあるわけよ。表面上は低所得なんだけど、実はどこかから間違いなくお金が流れ込んでるってヤツ。それがわかりながらEIC受給処理をすると、私達は罰金が課せられるのさ。今$500の罰金。他の間違いでも罰金は課せられるが、うっかりミスだったり正当な理由があれば罰金なし。んが、EICは一切言い訳は効かなくて厳しいのさ。だからEICがある場合は、同僚がチェックしてサインする必要があるのさ。つまり2人の人間がチェックしましたでぇってこと。それくらい厳しいの。で、怪しいのは受給処理はしない訳。が、時々お上から受給してはどうよ?って受給のお誘いがあって、手続きして受給してるのさ。住所だけ聞いても絶対この所得ではムリってわかっても、結局お上はそこまで調べないのかお誘いするのよねぇ(が、実際に調べが入ると、その地域の市場価格からすべて調べるので言い逃れはできないが)。こーなると私のような立場としては、あぁ~っそっ。後で受給資格なしってわかっても私に罰金課さないでよねって感じさ。“お上”が受給を認めたんだから良いんじゃない? お上にわざわざヤツは適用外ですぜって言うのは業務外だしぃ。ってことで、翌シーズンからは受給処理をする訳よ。もちろんちゃんと保身のためメモやコピーは残すけど。例えば、キンコンのような状況の人には受給処理はしない訳よ。住んでる状況聞いただけでムリジャン。んが次のシーズンに、“お上”がくれるってぇ~、アンタ意地が悪いからもらえないようにしたんでしょ?とかモンスターになる訳よね。こっちの気持ちとしては、そっかぁ~、“お上”が良いって言ったんだぁ~。だったら正しいんだよねぇ~。“お上”、後で自分達のミスがわかっても責めるなよぉって気持ちになるさ。この辺りが「許可を出した市役所が悪い」の言い訳をある意味納得せざるを得ないところさ。なんつーかね、モラルが低いのは当り前のようにいるのさ。が、血税で生活している役人が、血税のありがたみをわからず簡単に受給資格のない人に血税をばら撒くことにも大きな問題があるんでない?役人にも、この手のミスがあった場合は罰金か減給制にするともう少しは真剣に取り組むんでない?