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息子が「鉱物」に興味を持っている、と言えば、なにやら
親としては、おおなかなか素晴らしいセンスやないか、とも 思っちゃうんですが、何のことはない、綺麗な石とか ぴかぴかしているものに魅かれているだけなんですね。 それで、学校を休ませて岐阜県中津川市の「鉱物博物館」 に家族ともども行ったわけですが、息子は最初から 綺麗な石を買ってもらいに行く、程度の認識しかなく 博物館の中の内容は素晴らしかったのですが、結局 妹とコンピューターをいじって遊んだり、「勉強をする」 「何かを学んで楽しい」という雰囲気は皆無でした(^^;) 久しぶりの家族小旅行でしたが、やはり気になるのは ワインのこと。出発前に岐阜県のワイナリーを調べていると な、な、なんと! 修道院ワイナリー というものが存在していたんですね。 それが、多治見修道院 でした。 教会の中は、いかにもカトリックという感じで、フレスコ画が あって、キリストの物語が絵で語られていて、まさか サン・フランチェスコのアッシジの教会と比べ物にならない 規模ではあるのですが、敬虔な雰囲気がありました。 我が妻はプロテスタントの信者ですが、地元のヴォーリス教会は やはりプロテスタントらしく「清貧」な感じがするんです。 一方、こちらの多治見修道院は、やはり流石はカトリック! ある種の厳かさとアーティスティックな楽しさが混在した構造を 持っていました。 また、修道院前にあるブドウ畑を見るに至っては感動すら 覚えました。 キリストの血を自ら作るのは、やはりクリスチャンの 宿命なのでしょうか。 教会内には売店もあって、白と赤のワインが売られていて購入 しました。 赤は、カベルネ、メルロー、そしてマスカットベリーAの ブレンド。白は確かシャルドネと地元品種のブレンドでした。 赤は12月のチルコロで皆さんとともに飲みましたが、 このいかにも量産システムの象徴である棚式の葡萄園の 葡萄にしては、なかなかの質を感じるワインでした。 ともあり、修道院ワインの質にアレコレ言っても仕方ない じゃありませんか。 トスカーナの修道院ワインならば、いまや世界に冠たる 品質を持っている、いわばマーケティングのワインである 場合の方が多いと思うのですが、日本の片田舎の、しかも 修道院のミサのためのワインを比べることなんかできません(^^;) それよりも、ワインという文化というか、信仰に不可欠な 文化としてのワインの偉大さを岐阜県の山中で感じることが できたのは幸せなことでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/12/09 05:37:03 PM
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