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テーマ:主夫と生活(273)
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小学校の冬休みの宿題の中には「家で料理をする」というのが
あります。 で、その宿題の進め方を書いた資料を見て、息子といっしょに 進めた料理について感じたことを書きます。 その課題には、たとえば韓国の「チヂミ」、アイヌの「オハウ」 などがあったのですが、息子が選んだのはチャーハン。 僕ならもっと違ったものを作ったと思うけど、普段父親の作る 美味しいチャーハンに慣れていると、自分でも作ってみたい! と、なるんでしょう。って、自分で言うな・・・。 レシピを見て、レタスを細かく切って、最初から他の野菜たち としっかりと炒めてしまうことや、「うまみ調味料」が 加えられるのを見て、僕はイラつくわけです(^^;) これ、本当にちゃんとしたレシピなの?と。 またそのレシピを読みながら 「本気で食育するつもりなら、チャーハンの文化的な 背景とか、またレタスや化学調味料を使うことの 意味についても触れるべきちゃうのかあ?」 とか 「こんな適当なレシピで、何が教育やねん!」 と、じわじわと怒りがこみ上げて来て、同時に、野菜を細かく 切る段階から、面倒臭い表情まるだしの息子にもイライラし てしまって、自分でもよろしくないな、と思って、余計な感情を 抜いて、とにかく「息子の宿題の手助けをしよう」という 意識にシフトするよう努力しました(^^;) そうすると、見えて来たことがあります。 この宿題は、食育などの目的でやらせているのではないな、と。 つまりは、日常生活の中で、お母さん(またはお父さん)が 如何に苦労して、というか、色々なプロセスを経て、 一つの料理を完成させているか、それさえ感じてくれれば 良い、ということなんじゃないか、と言うことです。 まあ、それにしても、塩、胡椒や油の量、または火力に 至るまで、何の説明も書いてないんですわ(^^;) それで、特に油の量で、少し多めに入れてしまって、また まだ息子はフライパンを器用に煽ったりできないので、 どうしても一部分のご飯に熱がかかってしまい、出来上がり は、ふっくらとした部分とかなり強烈にパリパリで、 相当に我慢強く咀嚼しなければならないチャーハンになって しまいました(^^;) でもね、やはり息子が作ってくれた(冬休み最後の日の 昼に二人分つくってくれた)チャーハンですからね。情が 伝わったこともあるのか、いえ、決してそれだけじゃなく このご飯のパリパリ具合が僕には美味しかったんですよ。 顎に力を入れないといけないぐらいの部分もありました けど、それだけにご飯の香りも凝縮していましたし。 固めのご飯って、基本的に好きなんです。 家では、妻が柔らかいのが好きなので、柔らかく炊き ますけど(^^;) 「どう?」 と、いつも自分の料理、外食の料理にかかわらず、批評 している父親に少々警戒するように、遠慮気味に尋ねて くる息子。 「ご飯、パリパリで固とうなってしまってるけど 美味しいやん。お父さん、この固さ好きやわ。」 というと、 「僕もそう思う!!」 とニッコリ!! ささやかな、それでいて和やかで心地よい雰囲気の 昼ご飯を終えて、息子はそのレポート作りに取り掛かって おりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/01/16 07:04:57 AM
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