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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2011/05/23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
マントヴァといえばイタリアでも一流の都市ですよ。

そりゃあ、人口5万人にも満たない小さな北イタリアの街ですし
日本ではそれほどメジャーな名前じゃないです(^^;)


Mantova-posizione


いわば、日本では少数派の「イタリア派」が知るだけの街ですが
本国イタリアでは、一流中の一流という認識になるんだと思います。


まず歴史の重みがすごいです。

表舞台に現れるのは、あの「カノッサの屈辱」で。かのマティルデ
ディ・カノッサが法王を自国領に匿うことで起こる一大史実ですが
マントヴァはこのトスカーナ辺境伯領に入っていました。


ルネッサンス期では、4大国=ナポリ王国、フィレンツェ共和国
ヴェネツィア共和国、ミラノ公国に囲まれる地勢的な不利にも
関わらず、マントヴァ公国としての独立を保った輝かしい歴史が
あります。


その歴史を今に伝えるものが、歴史遺産というものです。政治的な
力では名バイプレーヤーといえども、「助演」にすぎなかったこの
街も、「ルネッサンス文化」の華という点では、フィレンツェや
ヴェネツィアに勝るとも劣らない文化を誇ります。


レオナルドは、マントヴァ皇后イザベッラ・デステを未完成とは
いえデッサンまで描きそれは今ルーヴル美術館に所蔵されています。

Mantova -Isabella-Tiziano

 ↑ これは、ヴェネツィア派のティツィアーノ・ヴァージョンの
   イザベッラ・デステ

この女性、塩野七生さんの「ルネサンスの女たち」第一章で
主人公になっています。


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ラファエッロの弟子のジュリオ・ロマーノは、ラファエッロが
女遊びに耽っている時、その作品のほとんどを任され、それで
腕を上げて、マントヴァに招かれています(^^;)


パラッツォ・デル・テの天井画のすさまじい迫力!

Mantova-GiulioRomano


また、パドヴァ派の代表格として目される

 アンドレア・マンテーニャ

もこの当時マントヴァを治めていたゴンザーガ家に招かれて数多くの
絵画、壁画を残しています。


Mantova-Mantegna

これはミラノのブレラ美術館にあるマンテーニャの「死せるキリスト」
この才能がマントヴァで花開いている・・・創造するだけでワクワク
してきません?


またマントヴァで忘れてはならないのが、この人。

Mantova-LeonBattistaAlberti

これ、フィレンツェのウフィッツィ美術館前に並んでる石造の一つ
ですよね。


日本では知られていませんが、イタリアではブルネッレスキ
同様、一流中の一流です(^^;)レオナルドと比較される「万能の
人」

  レオン・バッティスタ・アルベルティ


彼の作品はこれ。


Mantova-LeonBattistaAlberti-Sant'Andrea


美しいファサードを持つ教会ですが、横の鐘楼のスタイルは
ゴシックですし、教会奥のクーポラは、あのトリノで大成した


 フィリッポ・ユヴァッラ


作のクーポラで全体のプロポーションがちょっとイビツなん
ですね。この辺り、サン・ピエトロ寺院とちょっと似てる
気がします。


マントヴァのこれらの作品と領主ゴンザーガ家の残した遺産の
数々は世界遺産に指定されています!


また、マントヴァは、文学やオペラにも登場するんですね~。

あのシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のロミオが
人を殺めて逃げる場所はマントヴァです。

舞台になるヴェローナは、マントヴァから北に50kmほどの
街なんですね。


また、ジュゼッペ・ヴェルディの代表作オペラ「リゴレット」の
舞台はマントヴァ。


ヴェルディといえばイタリアでも指折りのオペラ作曲家です。


やはり、イタリア史、いえ、ヨーロッパ史におけるマントヴァの
重要度は計り知れないものがあるように思えます。



それ以外に、我々トリオ・オミハチマネーゼの領域ともいえる
食文化はどうかといえば・・・これもまたすごいんです(^^:)


ミシュランの星つきレストランがあります。 

リストランテ・アクイラ・ニグラ


(僕、ここのリストランテのシェフ&ソムリエの通訳を
 安土町姉妹都市提携式の時にしました^^;)


郊外には、三ツ星常連も!!

ダル・ペスカトーレ dal pescatore




ただ興奮するばかりです(^^;)


こういうすごい街が、わが町近江八幡と姉妹都市提携を結んで
います。旧安土町の時代に結ばれた関係が、この度、合併で
新近江八幡市になって、継続されることが分かったんです。


恐れ多いというか、興奮で身震いがするほどです(^^;)


それで、このせっかくの機会を逃してはならない!というか
やはり、これだけの格式のある街なのですから、もっともっと
近づきたい!色々と学びたい!という気持ちが沸々と湧き
上がってきたのでトリオ・オミハチマネーゼで諮ったところ、


  何かやりたい!絶対やろう!!


となったんです(^^;)


何をどう、ということは、これから色々と模索していくことに
なると思いますが、まずは、マントヴァ市と近江八幡市の文化
交流に興味のある人が集まって、ワインでも飲みながら、
マントヴァを知る時間を作りましょう!



という会を作ることにしました。


題して


 姉妹都市マントヴァとの文化交流を生み出す会

  マントヴァ・クラブ



です(^^;)あくまでも仮名ですが、まじめに定期的に
開いていきたいと思います。


つきましては、第一回の会合を開きますので、お申し込みの上
お集まりいただきたいと思います。


   第一回 マントヴァクラブ
    (姉妹都市マントヴァとの文化交流を生み出す会)

   日時: 5月31日(火) 8:30~10:30ごろ

   場所: イタリア料理 バルベッタ

   参加費用: 料理(軽い前菜)とワインで¥3000

   活動趣旨: 


   毎月1~2回のペースで集まり、ワインを飲みながら
   マントヴァについての勉強会を開催する

   近い将来マントヴァを訪問するプロジェクトを立ち上げ
   具体的なプログラムを作成する
      

   ※参加資格者 


   この活動に好奇心を持つ人
   この活動に悪意を持たない人
   必ずしも近江八幡市民である必要はありません


   ※ワインの持ち込み大歓迎(^^)

   ※お申し込みは、ヴィーテ・イタリア高岡まで
   
    viteitalia@maia.eonet.ne.jp(自宅PC)
    
    vitetakaoka@k.vodafone.ne.jp(携帯)

    090-3973-6688 まで、メールのお申し込みは必ず
    当方よりの返信をご確認ください。

   ※ワインをお出ししますので、車での来場はお断りします。

   ※料理は極簡単なおつまみ程度ですので、夕食を軽く
    済まされるか、おつまみなどお持込いただいても結構です。


   ※いずれにしましても、気軽な会ですので、そのまんま
    気軽な服装で、気軽にお越しください!



   





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Last updated  2011/05/25 03:08:56 PM
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