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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
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マントヴァといえばイタリアでも一流の都市ですよ。
そりゃあ、人口5万人にも満たない小さな北イタリアの街ですし 日本ではそれほどメジャーな名前じゃないです(^^;) いわば、日本では少数派の「イタリア派」が知るだけの街ですが 本国イタリアでは、一流中の一流という認識になるんだと思います。 まず歴史の重みがすごいです。 表舞台に現れるのは、あの「カノッサの屈辱」で。かのマティルデ ディ・カノッサが法王を自国領に匿うことで起こる一大史実ですが マントヴァはこのトスカーナ辺境伯領に入っていました。 ルネッサンス期では、4大国=ナポリ王国、フィレンツェ共和国 ヴェネツィア共和国、ミラノ公国に囲まれる地勢的な不利にも 関わらず、マントヴァ公国としての独立を保った輝かしい歴史が あります。 その歴史を今に伝えるものが、歴史遺産というものです。政治的な 力では名バイプレーヤーといえども、「助演」にすぎなかったこの 街も、「ルネッサンス文化」の華という点では、フィレンツェや ヴェネツィアに勝るとも劣らない文化を誇ります。 レオナルドは、マントヴァ皇后イザベッラ・デステを未完成とは いえデッサンまで描きそれは今ルーヴル美術館に所蔵されています。 ↑ これは、ヴェネツィア派のティツィアーノ・ヴァージョンの イザベッラ・デステ この女性、塩野七生さんの「ルネサンスの女たち」第一章で 主人公になっています。
ラファエッロの弟子のジュリオ・ロマーノは、ラファエッロが 女遊びに耽っている時、その作品のほとんどを任され、それで 腕を上げて、マントヴァに招かれています(^^;) パラッツォ・デル・テの天井画のすさまじい迫力! また、パドヴァ派の代表格として目される アンドレア・マンテーニャ もこの当時マントヴァを治めていたゴンザーガ家に招かれて数多くの 絵画、壁画を残しています。 これはミラノのブレラ美術館にあるマンテーニャの「死せるキリスト」 この才能がマントヴァで花開いている・・・創造するだけでワクワク してきません? またマントヴァで忘れてはならないのが、この人。 これ、フィレンツェのウフィッツィ美術館前に並んでる石造の一つ ですよね。 日本では知られていませんが、イタリアではブルネッレスキ 同様、一流中の一流です(^^;)レオナルドと比較される「万能の 人」 レオン・バッティスタ・アルベルティ 彼の作品はこれ。 美しいファサードを持つ教会ですが、横の鐘楼のスタイルは ゴシックですし、教会奥のクーポラは、あのトリノで大成した フィリッポ・ユヴァッラ 作のクーポラで全体のプロポーションがちょっとイビツなん ですね。この辺り、サン・ピエトロ寺院とちょっと似てる 気がします。 マントヴァのこれらの作品と領主ゴンザーガ家の残した遺産の 数々は世界遺産に指定されています! また、マントヴァは、文学やオペラにも登場するんですね~。 あのシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のロミオが 人を殺めて逃げる場所はマントヴァです。 舞台になるヴェローナは、マントヴァから北に50kmほどの 街なんですね。 また、ジュゼッペ・ヴェルディの代表作オペラ「リゴレット」の 舞台はマントヴァ。 ヴェルディといえばイタリアでも指折りのオペラ作曲家です。 やはり、イタリア史、いえ、ヨーロッパ史におけるマントヴァの 重要度は計り知れないものがあるように思えます。 それ以外に、我々トリオ・オミハチマネーゼの領域ともいえる 食文化はどうかといえば・・・これもまたすごいんです(^^:) ミシュランの星つきレストランがあります。 (僕、ここのリストランテのシェフ&ソムリエの通訳を 安土町姉妹都市提携式の時にしました^^;) 郊外には、三ツ星常連も!! ただ興奮するばかりです(^^;) こういうすごい街が、わが町近江八幡と姉妹都市提携を結んで います。旧安土町の時代に結ばれた関係が、この度、合併で 新近江八幡市になって、継続されることが分かったんです。 恐れ多いというか、興奮で身震いがするほどです(^^;) それで、このせっかくの機会を逃してはならない!というか やはり、これだけの格式のある街なのですから、もっともっと 近づきたい!色々と学びたい!という気持ちが沸々と湧き 上がってきたのでトリオ・オミハチマネーゼで諮ったところ、 何かやりたい!絶対やろう!! となったんです(^^;) 何をどう、ということは、これから色々と模索していくことに なると思いますが、まずは、マントヴァ市と近江八幡市の文化 交流に興味のある人が集まって、ワインでも飲みながら、 マントヴァを知る時間を作りましょう! という会を作ることにしました。 題して 姉妹都市マントヴァとの文化交流を生み出す会 マントヴァ・クラブ です(^^;)あくまでも仮名ですが、まじめに定期的に 開いていきたいと思います。 つきましては、第一回の会合を開きますので、お申し込みの上 お集まりいただきたいと思います。 第一回 マントヴァクラブ (姉妹都市マントヴァとの文化交流を生み出す会) 日時: 5月31日(火) 8:30~10:30ごろ 場所: イタリア料理 バルベッタ 参加費用: 料理(軽い前菜)とワインで¥3000 活動趣旨: 毎月1~2回のペースで集まり、ワインを飲みながら マントヴァについての勉強会を開催する 近い将来マントヴァを訪問するプロジェクトを立ち上げ 具体的なプログラムを作成する ※参加資格者 この活動に好奇心を持つ人 この活動に悪意を持たない人 必ずしも近江八幡市民である必要はありません ※ワインの持ち込み大歓迎(^^) ※お申し込みは、ヴィーテ・イタリア高岡まで viteitalia@maia.eonet.ne.jp(自宅PC) vitetakaoka@k.vodafone.ne.jp(携帯) 090-3973-6688 まで、メールのお申し込みは必ず 当方よりの返信をご確認ください。 ※ワインをお出ししますので、車での来場はお断りします。 ※料理は極簡単なおつまみ程度ですので、夕食を軽く 済まされるか、おつまみなどお持込いただいても結構です。 ※いずれにしましても、気軽な会ですので、そのまんま 気軽な服装で、気軽にお越しください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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